B 過去の受賞団体(第20回〜第24回)

  国土交通大臣賞 全国地域づくり推進協議 会会長賞
第24回
 (H19)
ハッピーロード大山商店街振興組合
                    (東京都板橋区)
特定非 営利活動法人 ながおか生活情報交流ねっと「そいが」
                    (新潟県長岡市)
NPO 法人かさおか島づくり海社
                    (岡山県笠岡市)
大隅の 國やっちく松山藩
                 (鹿児島県志布志市)
認定特定非営利活動法人 霧多布湿原トラスト
                      (北海道浜中町)
桐生か らくり人形保存会
                      (群馬県桐生市)
特定非 営利活動法人 蒲生野考現倶楽部
                      (滋賀県日野町)
財団法 人清和里文楽の里協会
                      (熊本県山都町)
第23回
 (H18)
まぶりっと衆・早池峰の会
                    (岩手県遠野市)
取手 アートプロジェク実行委員会
                    (茨城県取手市)
AT21 倶楽部
                    (愛知県豊田市)
八雲国 際演劇祭実行委員会
                    (島根県松江市)
片浦レ モン研究会
                 (神奈川県小田原市)
赤城コマランド
                    (新潟県長岡市)
阿波人 形浄瑠璃「勝浦座」
                     (徳島県勝浦町)
ふるさ との家
                 (香川県東かがわ市)
第22回
(H17)
特定非営利活動法人 小野川と佐原の町並みを考える会               (千葉県佐原市)
萩の会
                   (島根県益田市)
津山城東むかし町実行委員会
                   
(岡山県津山市)
竹田市観光協会
                   (大分県竹田市)
(有)ふるさとのおふくろフーズ
                    (福島県葛尾村)
特定非営利活動法人 地球デザインスクール                         (京都府宮津市)
枚方宿地区まちづくり協議会
                    (大阪府枚方市)
肥前町国際交流協会
                    (佐賀県唐津市)
第21回
 (H16)
小樽職人の会
                   (北海道小樽市)
国際家具デザインフェア旭川開催委員会
                   
(北海道旭川市)
生野町
                   (兵庫県生野町)
横川商店街振興組合・横川商店街連合会
                   
(広島県広島市)
中川をよくする会
                  (高知県土佐山村)
柏崎演劇団体連絡会
                    (新潟県柏崎市)
美山町         
                    (京都府美山町)
百姓王国 
       
(岡山県吉備中央町【旧:加茂川町】)
(株)福田農場ワイナリー
                    (熊本県水俣市)
第20回
 (H15)
金山町
                   (山形県金山町)
名橋[日本橋」保存会
                   (東京都中央区)
(財)大鹿歌舞伎保存会
                   (長野県大鹿村)
北山村
                 (和歌山県北山村)
あやおり夢を咲かせる女性の会
                     (岩手県遠野市)
木の文化塾
                     (茨城県大子町)
島を美しくつくる会
                     (愛知県一色町)
宮原町
                     (熊本県宮原町)


平成19年度地域づくり表彰受賞団体の概要
○ 国土交通大臣賞

受賞団体 活動の概要
ハッピーロード大山商店街振興組合
(東 京都板橋区)
 商店街に板 橋区と交流のある9つの市町村のアンテナショップとして、特産品販売や観光情報を発信する全国ふれあいショップ「とれたて村」を開設(平成18年に2市が 追加出店)。このショップを商店街が運営することにより、商店街事業と連携した多彩な事業展開が可能であり、参加市町村が週末に入れ替わりでまちの宣伝に やってきて、商店街全体をイベント会場として「販売」にこだわらない地域交流イベントを開催しています。 アンテナショップ「とれたて村」
交流市町村の物 産販売を行っている
アンテナショップ「とれたて村」
特定非営利活動法人
ながおか生活情報交流ねっと「そいが」
(新 潟県長岡市)
 地域のIT 支援、まちづくり推進、経済活動の活性化を3つの柱として、市民活動グループなどのITによる情報発信・交流の手助けや、各地域での交流イベントなどを中 心に活動しています。2004年、中越地域を襲った水害時には水没した旧中之島町(現長岡市)役場に代わって、「ブログ」を立ち上げ災害情報を発信、中越 大地震の際には旧山古志村(現長岡市)役場に代わりブログによる震災情報を発信、同じ被災地の旧越路町(現長岡市)でもブログを作成し、役場と情報を共有 した官民協力による情報発信を行いました。長岡市が総務省のICT(情報通信技術)を活用した住民参画システム構築事業のモデル地域に指定され、長岡市と 連携・協力しながら運営を行っています。 活動の拠点「あぐらって長岡」
グリーンツーリズム等の活動拠点
となっている「あぐらって長岡」
NPO法人 かさおか島づくり
海社
(岡 山県笠岡市)
 島おこしを 7島が連携して行う組織として結成され、過疎高齢化の波を受けながら島民の生活に直結するサービスを維持・向上させる事業を展開、子供の健全育成及び高齢 者等の福祉増進に関する事業、IT技術活用等による情報発信や特産品開発等に関する事業、社会教育、文化、スポーツ、人権擁護等に関する事業、都市・漁村 交流や安全・安心のまちづくり等に関する事業を主に行っています。幅広い分野での活動を通じ、島という地域性を最大限に活かした事業は、今後の地域再生と いう大きな課題がのしかかる中で、地域づくりに活かされるのではないかと確信しています。
笠岡諸島名物のひとつ「しまべん」
笠岡諸島名物の ひとつとなっている
各島の食材を活用した「しまべん」
大隅の國やっちく松山藩
(鹿児島県志布志市)
 源平合戦に 敗れた平重頼の末孫現代に生きる若者たちが知恵と勇気を限りなく出し尽くし、地方の隆盛を再び呼び起こし、松山町に新たなる活力と冨を呼び起こしていこう という設定で、様々な業種、様々な考え方を持った若者が互いに知恵を出し合い、視野の広い地域づくりを展開、また、定例企画会議を開催し、「若者が住みた くなるまちづくり」とは何かをメインテーマに、あらゆる分野の検討・協議を行っています。秋の陣まつり、春の陣まつりその他のまつりへの参加など様々な面 で活動しています。 「秋の陣まつり」での武者行列
「秋の陣まつり」での武者行列
大・小道具に至るまで「手づくり」
で運営されている
○ 全国地域づくり推進協議会会長賞

受賞団体 活動の概要
認定特定非営利活動法人
霧多布湿原トラスト
(北 海 道浜中町)
  1986年に任意団体霧多布湿原クラブを設立し、借地契約による湿原保全活動を開始しました。14年の活動経過後、あらためて霧多布湿原の保全をより確か なものにするため、湿原内の民有地を買収、公共財産としての保全を図ることが必要と考え、2000年1月「NPO法人霧多布湿原トラスト」を設立し、全国 の人々に呼びかけ、霧多布湿原民有地買収ナショナルトラスト運動を始めました。将来にわたり、私たち自身が自然と調和した豊かな生活を楽しむことが出来る ように、霧多布湿原をはじめ、身近な自然の景観や生き物たちの生息環境を残していきたいと活動しています。 琵琶瀬展望台から望む霧多布湿原
保全・再生活動やファンづくりなど
地道な活動によって美しい湿 原が
保全されている
桐生からくり人形保存会
(群 馬県桐生市)
  国内では桐生にしか残っていないと絶賛されたからくり人形を復活、活用することを目的に始動、「桐生からくり人形芝居館」が「桐生市有鄰館」内に開設さ れ、活動の拠点となる常設館がスタート。桐生の文化・産業の基点となった天満宮の遷宮1500年記念事業で、初の水車動力による人形芝居を上演、トヨタグ ループ産業技術記念館会館10周年イベントで上演・展示を行い4000人を超える来場者から喝采を浴びました。また、からくり人形芝居の伝承者育成事業と して教室を開講、移動用舞台を制作し、出張移動公演を行っています。 からくり人形劇上演
「桐 生からくり人形館」での
からくり人形上演風景
特定非営利活動法人 
蒲生野考現倶楽部
(滋 賀県日野町)
  地域の水環境文明を明らかにしようと1990年に地域住民が中心となり、水と人のよりよい関係づくり、体験活動を通して郷土を愛する青少年育成を図ること を目的に、活動の拠点として築150年の民家を借り受け「あたらしや学問所」を開設。廃校になった学校を借り受けて里山研究と体験活動及び地域再生の拠点 となる「しゃくなげ學校」を開設。さらに、琵琶湖に浮かぶ沖島に「琵琶湖沖島自然学校」を開設し、日野川の上流・中流・下流を結ぶ「山の学校・野の学校・ 湖の学校」が誕生しました。現在、環境マネジメント局他、7部局で活動しています。 里山活動の拠点「しゃくなげ学校」
里 山活動の拠点となっている
「しゃくなげ學校」
財団法人清和文楽の里
協会

(熊 本県山都町)
  伝統農村文化の清和文楽は、嘉永年間(1848〜1854)頃、淡路の人形芝居の一座から人形を買い求め、技術を習ったのが始まりで今日まで継承され、昭 和35年に県の無形文化財に指定されました。この財団は、旧清和村が村おこしのシンボルとした「文楽の里」づくりを展開し、年間200回程度の公演を行っ ている九州唯一の文楽専用劇場の清和文楽館、清和高原天文台、清和物産館、郷土料理を詰め合わせた十人重箱弁当が名物となっている郷土料理館の運営を行っ ており、年間10万人を超す人々が訪れ、清和文楽が地域のシンボルとして定着し、清和文楽の伝承、地域経済の活性化等がなされています。
文楽公演の様子
年間約 200回に及んでいる
「清和文楽館」での文楽公演

平成18年度地域づくり表彰受賞団体の概要
○ 国土交通大臣賞

受賞団体 活動の概要
まぶりっと衆・早池峰の会

(岩手県遠野市)
 市内の古民 家(「曲り家」)を移築した、農業体験型観光施設「遠野ふるさと村」の館内で、観光客に対して、昔ながらの農村のもてなしを行うため、毎日2人ずつ当番制 で、炉端を囲みながらの昔話語り、曲り家の維持管理、地域の伝統行事・文化の伝承活動等を行っている。 ミズキだんごつくり
「遠野ふるさと村」での小正月
みず木飾りの様子
取手アートプロジェクト
実行委員会
(茨城県取手市)
 地域の大学と連携した市民参加型の協働アートプロジェクトとしてスタート。これまで野外アート展と在住作家のアトリエ公開 「アートレジデンス」を交互に実施。近年では文化芸術によるまちづくりの推進役であるアートマネージャーを育てる人材育成事業TAP塾を実施し、アートに よるまちづくりを推進。これらの活動により商店街の活性化に貢献している。 3壁画プロジェクトの様子
「取手アートプロジェクト」の活動のひとつ
壁画プロジェクトのオブジェ
AT21倶楽部

(愛知県豊田 市)
 足助の観光 の将来を見据えた計画や、具体的に実践できる場を提供するため観光に関わりのある事業者の若手を募って発足。町内の観光施設の見学。県外のまちづくりグ ループとの交流から始め、地域の再点検とまちづくりの学習を経て、地域資源を活かした活動として、中馬のおひなさん、塩の道お宝展、たんころりんなどを展 開。また、県内外の地域活動団体への視察研修を積極的に行い、そのとき限りの訪問だけに終わらず、その後も相互に交流が続いている。 「たんころりん」の様子
AT21倶楽部の活動のひとつ
「たんころりん」の風情
八雲国際演劇祭実行委員会

(島根県松江 市)
 国内初とい われる公設民営の劇場「しいの実シアター」が完成し、その後、地域住民・劇団あしぶえ・八雲村行政の三者が一体となり、「演劇によるまちづくり」をスター トし、演劇楽校やシンポジウムの開催、国内外公演など活動を広げている。そのメイン事業として「八雲国際演劇祭」を企画し、平成11年のプレ大会の成功を 踏まえ、13年、16年と開催し、いずれも大反響を得ている。19年に第3回大会を開催予定。 八雲国際演劇祭の様子
「八雲国際演劇祭」の実演の一コマ
ベルギーの演劇学校の校長先生
が演じる「クラウン」の様子

全国地域づくり推進協議会会長賞

受賞団体 活動の概要
片浦レモン研究会

(神 奈川県小田原市)
  白カビ防止剤を使用したレモンの輸入が認められたことで、消費者にレモンの不買運動が起こり、これを「きっかけ」に小田原市片浦地区のレモン生産農家が、 安全・安心を目標に、同地域の気候風土に適したレモン栽培の研究会を立ち上げた。また、企画・開発した商品「小田原れもんわいん」は2003年国産ワイン コンクール(甲府市で開催)のフルーツワイン部門で入選し、レモンを通した様々な活動を行っている。 レモン畑からの風景
レモン畑より望む「東洋のリビエラ」
と称される片浦地区の風景
赤城コマランド

(新 潟県長岡市)
  四郎丸地区の高齢化や学校の荒廃が社会問題化してきた10年前、地区の殆どの組織・団体が参加して「教育環境づくりの会」を結成。その一部門が地区の農家 から3,000坪の山林を借りて冒険遊び場の建設に着手。”子供達を自由にのびのびと遊ばせよう”と地区民あげての活動を開始し、5,500本を越える植 林と保育を行い、ログハウス建築や子供達と遊具づくりなど活動を行っている。 赤城コマランドの手づくりのログハウス
赤城コマランド内の手づくりの
ログハウスの建築風景
阿波人形浄瑠璃「勝浦座」

(徳 島県勝浦町)
  江戸時代から約200年続く阿波人形浄瑠璃の人形座。阿波人形浄瑠璃の保護と伝承に務め、地域内でのイベント等における公演を活発に行うことにより、住民 の伝統文化への意識の向上。地域内外の交流促進に寄与している。また、地元勝浦高校民芸部へ人形浄瑠璃指導を昭和37年から続けており、後継者の育成を通 して、地域伝統芸能の後世への伝承、保存に務めている。 勝浦高校民芸部の練習風景
「勝浦座」後継者育成の活動のひとつ
勝浦高校民芸部のみなさんの練習風景
ふるさとの家

(香 川県東かがわ市)
  五名地区の物産館及び交流拠点の場として、郵便局の旧局舎を改修し、「ふるさとの家」がオープンした。「ふるさとの家」では、他の地域にはない五名地区の 魅力を自ら発信するために、地域で採れる野菜などの特産物や、本来は害獣であるイノシシを使った珍しい料理を提供するスペースを拠点施設内に設けるなどし て、地域内外の交流拠点とし、にぎわいを創出している。
ふるさとの家のにぎわいの様子
県内外から訪れるお客さんで
にぎわう「ふるさとの家」の様子


平成17年度地域づくり表彰受賞団体の概要
○ 国土交通大臣賞

受賞団体 活動の概要
特定非営利活動法人 小野川と佐原の町並み を考える会
(千葉県佐原市)
 平成元年に 活動の本拠地となる赤煉瓦の三菱銀行佐原支店旧本館が市に譲渡されたのを機に、同3年に「考える会」 が結成された。その後、考える会会員たちが町並みの家々を一軒ずつ廻り、所有者に聞き取り調査をし、写真を撮影し、建物の特徴を調査票に記入していった。 この調査結果にもとづいて、考える会が「佐原市佐原地区町並み形成基本計画」を作成し、市長に提出し、今日の佐原の町並み保存の基礎がかたちづくられた。 日常的な活動としては、町並み観光案内所の運営と町並み案内活動、「佐原の町並み・かわら版」の発行などが挙げられる。 佐原の町並み風景
(佐原の町並み風景)
萩の会
(島根県益田市)
 萩の会(萩原集落)では、平成10年3月に1軒の空屋を借り受け、民宿「雪舟山荘」を開いた。これが、平均年齢 70歳の女性グループ「民宿部会」の始まりである。その際、集落内で作り手のいない水田と合わせ、遊休地を荒らさないためと、水稲部会も発足した。現在、 30アールの共同耕作田では赤米や黒米などの古代米を栽培し、民宿の古代食メニューに活用しているほか、小学生の「古代体験ツアー」も受入れている。ま た、町のブルーベリー試験田を譲り受けて発足したベリー部会は、20アールの圃場畑で300本を植栽し、年2トンの収穫があり、農作物の害獣である猪をも 活用して「猪肉のベリー煮」を開発し、全国に販売している。 萩の会民宿部会のみなさん
(萩の会民宿部会のみなさん)
津山城東むかし町実行委員会
(岡山県津山 市)
 「津山城東むかし町実行委員会」は、津山城跡東地区の、歴史や文化・景観を活かした地域づくり・地域おこしを目的 に組織し、平成元年から11月の第1日曜日に『出雲街道 津山城東むかし町』を開催している。『城東むかし町』当日は、町並み保存地区の 1.2qを歩行者天国にし、時代行列や富くじなど江戸時代の街道を彷彿さ せる催しや、幕末に活躍した地元出身の蘭学者やオランダ・ロシアの文化を紹介する“つやま蘭学村”、出雲街道沿線の市町村や津山地域の特産品の物産市な ど、城東地区の魅力をPRしている。 津山城東むかし祭の様子
(津山城東むかし祭の様子)
竹田市観光協会
(大分県竹田 市)
 これまで岡 城中心に考えられてきた観光客誘致を城下町や農村部の観光資源の発掘と開発を行うことで、城下町や農村部へ誘導して「歩いて」「見て」「体験できる」竹田 版ツーリズムへの転換を図っている。特に竹の灯籠を城下町に飾る「竹楽(ちくらく)」における取り組みに関しては、その成果が顕著である。里山の孟宗竹を 伐採し里山の保全をはかるとともに、伐採した竹を灯籠として活用した観光イベント「竹楽」を行い、最終的には竹灯籠を竹炭にして販売、また河川浄化に活用 する、竹を通した持続的な里山環境の保全と地域の産業連関を提唱している。竹楽は、期間中11万5千人の観光客を集める県下を代表するイベントとなり、観 光による地域活性化に大きく寄与している。 十六羅漢の竹灯籠
(十六羅漢の竹灯籠)


○ 全国地域づくり推進協議会会長賞

受賞団体 活動の概要
(有)ふるさとのおふくろフー ズ
(福 島県葛尾村)
  地域産業おこしとして平成2年、農家の主婦6名でおふくろフーズ(現 有限会社)を結成した。そのなかで、地域の気象条件を生かして作られてきた伝統食「凍み餅」の商品化と製造販売、保存料を使わない生餅製造等、地域の地場 産物を利用した商品開発を開始した。その結果、高齢者や女性に就労の機会を創出したり、もち米の契約栽培等による米需給調整、水田転作による大豆等作付け が図られた。 おふくろフーズのみなさん
(おふくろフーズのみなさん)
特定非営利活動法人 地球デザ インスクール
(京 都府宮津市)
  平成9年に府立公園予定地で、市民参加で自然共生の公園づくりを進める「地球デザインスクール」というソフト活動を府が提唱し、平成14年にはこれまでの 成果を生かし、有志約50名が「NPO法人地球デザインスクール」を設立した。公園づくりをきっかけとして、自然と共生した持続可能な地域社会、自然と調 和した地球環境をデザインできる人材の育成を行うことを目的として有機農法を学びながら里地を整備する「ぐうたら農学校」、土地のエコロジカルな素材を 使った建築ノウハウを開発する「土の建築教室」などを開催し、ビジョンの実現をめざしている。 地球デザインスクールの活動の様子
(地球デザインスクールの活動の様子)
枚方宿地区まちづくり協議会
(大 阪府枚方市)
  地域全体で宿場町の歴史を残していこうと、自治会や商店会、各団体等で構成される枚方宿地区まちづくり協議会を結成し、地域の歴史を生かし魅力あるまちづ くりを進めるために活動している。平成13年には伝統的様式の建築物を残し、新しい建物でも古い街並みに調和した形で修景するということを地区の約束事と して、住民共通の指針である『まちづくり協定』を締結した。また、枚方宿街道菊花祭、「枚方宿ジャズストリート」(ジャズ演奏、オープニングの和太鼓やよ さこい踊り、菊花寄席など)、「枚方宿ガーデニングクラブ」による活動等を行っている。 枚方宿の風景
(枚方宿の風景)
肥前町国際交流協会
(佐 賀県唐津市)
  本市肥前町で、昭和62年の町制施行30周年記念事業として国際交流活動が始った。交流相手国は、主に韓国、それからアメリカ合衆国で、現在までの派遣者 総数は681名、受入者総数は1,139名。最近の活動は、1、若ばと交流(韓国釜山市の大学生12名を2週間受け入れての民泊交流)2、町少年の船(韓 国金海市の小学生と町内小学生との5日間の相互民泊交流)3、カチカチ交流(韓国ソウル市明知大学の学生10名を2週間受け入れての民泊交流)4、アメリ カ交流(町内中・高校生とアメリカ合衆国の中・高校生との相互民泊交流)などを行っている。 地元保育園との交流の様子
(地元保育園との交流の様子)

平成16年度地域づくり表彰受賞団体の概要
○ 国土交通大臣賞

受賞団体 活動の概要
小樽職人の会
(北海道小樽 市)
 平成4年、 小樽市内で活躍する様々な職人が技の継承や共同研究開発を目的に「小樽職人の会」を設立。「小樽職人展」、「全国職人学会」、「世界職人学会」の開催を通 して日本を始め世界の職人とのネットワーク作りに努めている。また、地域の小中学生を対象とした「キッズベンチャー塾」を立ち上げ、ものづくりの楽しさや 商売の仕組みを教えている。 小学生のキッズベンチャー塾販売体験
(小学生のキッズベンチャー塾販売体験)
国際家具デザインフェア 旭川開催委員会
(北海道旭川 市)
 「旭川家 具」の価値を更に高め、将来の世界のデザイン情報の発信基地となるため、デザインコンペを中心とした「国際家具デザインフェア旭川」を平成2年より開催。 これまで5回の開催でフェアは、国際的イベントとして世界の家具デザイナー、関係者に広く認知され、「旭川家具」の国際的ブランドとしての地位を向上させ ている。 デザインコンペ本審査風景
(デザインコンペ本審査風景)
生野町〜地域づくり生野塾〜
(兵庫県生野 町)
 地域づくり 生野塾は町の総合計画を実現するために、住民と行政で組織される。地域住民は総合計画の「地域計画」から施策を選択し、事業計画の予算要求から実施までを 行うとともに、身近な課題の解決のため、自らが話し合い、行政への提言も行っている。また各地域においては、町並み保全の推進等様々な地域づくり活動に取 り組んでいる。 栃原はええなあ選手権大会
(栃原はええなあ選手権大会)
横川商店街振興組合
・横川商店街連合会
(広島県広島 市)
 JR横川駅 周辺に広がる商店街が「すみよい活気のある街」を目的に、子ども神楽や県内外の物産展を行う「横川ふしぎ市」の開催や横川が国産乗合バス発祥の地であるこ とから商店街が中心となったレトロバスの復元・展示を行っている。また駅前広場への路面電車乗入れを行政と一体で推進するなど活動している。 レトロバス完成披露パレード
(レトロバス完成披露パレード)
中川をよくする会
(高知県土佐 山村)
 地域住民が 主体となった「嫁石梅まつり」の成功を機に、地域づくりへの関心が高まり、住民のアイディアが活かされた交流拠点「オーベルジュ土佐山」の建設につなが る。地域住民も地元食材による食事の提供など施設の魅力づくりに積極的に協力する。また登山道整備などの地域の自然保全、四季を食する「名月の夕べ」等の 各種イベントの開催、村外各団体との交流などを実践している。 イベント「名月の夕べ」風景
(イベント「名月の夕べ」風景)


○ 全国地域づくり推進協議会会長賞

受賞団体 活動の概要
柏崎演劇団体連絡会
(新潟県柏崎 市)
 演劇を志す 子供の育成を目的とした小学生のための夏休み演劇教室≠フ演劇指導を行うため「柏崎演劇団体連絡会」が結成された。シナリオや台本への子供達の意見を尊 重するなど演劇そのものを知ってもらい、楽しさを伝えている。また地域の先人たちの活躍を演劇とするため2年間子供達と練習を行うなど活動を展開してい る。 人物伝演劇フェスティバルより
(人物伝演劇フェスティバルより)
美山町
(京都府美山 町)
 「美しい日 本の原風景を残す町」として、自然環境とかやぶき民家の町並み保全に力を入れ、平成5年度に「美しい町づくり条例」を制定。実践団体である美山町環境保全 対策協議会は、住民団体や各集落代表で組織され、@水質保全対策A不法投棄対策Bゴミ減量の3部制を敷き、町内一斉クリーンデーや環境パトロール、各種研 修会などを実施している。 35棟のかやぶき民家を残す北集落
(35棟のかやぶき民家を残す北集落)
百姓王国
(岡山県吉備中央町
         【旧:加茂川町】)
 各農産物の 生産者を「白菜大臣」「米大臣」などに任命し、各大臣の似顔絵看板の地域内への設置や百姓王国マップを作成するなどユニークな取り組みを実施する。また体 験施設や宿泊施設を整備したことを機に、県内外からの修学旅行や海外の方々を積極的に受け入れ、100以上の豊富な生産品目のある百姓王国内での四季を通 じた農業体験などのプログラムを充実させている。 親子でもちつき体験の様子
(親子でもちつき体験の様子)
株式会社福田農場ワイナリー
(熊本県水俣 市)
 多くの観光 客を誘致するため、地元の甘夏・デコポン等から作るワインの開発や地ビールの製造、地元魚介類の料理が楽しめるレストランの経営など、地元産品を活用した 事業を行う。また、地域づくりについても水俣市が進める水俣病を正しく認識してもらうための環境学習の場ともなり、さらには農場が中心となって、「環不知 火環境圏」を構築し、循環型社会の実現を目指す活動を進めている。 レストランの「バレンシア館」
(レストランの「バレンシア館」)