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「総合的な都市雨水対策計画の手引き(案)」について

 河川担当部局と下水道担当部局の連携を強化し、効率的・効果的な雨水対策計画を策定する際の基本的方針、留意事項などを取りまとめた手引きが作られました。

■背 景
 都市部における雨水対策は、安全で活力ある都市形成を図るうえで極めて重要な課題ですが、依然として浸水被害が頻発しており、人口・資産の増加に伴う相対的な安全度の低下が懸念されています。
 21世紀に向けて安全で安心できるまちづくりのためには、河川担当部局・下水道担当部局の密接な連携のもとに、体系化された総合的な雨水対策計画を策定し、それに基づいて効率的・効果的に事業を実施していくことが必要です。

■都市部における総合的な雨水対策の推進
 都市部における総合的な雨水対策を推進するため、平成9年3月27日付けで、都市局下水道部公共下水道課長、河川局河川環境課長、河川局治水課長名で都道府県、政令指定都市の関係部局に以下の取り組みをお願いしました。
 ・河川担当部局・下水道担当部局による都市雨水対策協議会の設置
 ・都市部における総合的な雨水対策計画の策定
 ・計画に基づいた事業の実施と進度調整

■「総合的な都市雨水対策計画の手引き」の策定
 都市部における総合的な雨水対策計画の策定を促進するため、建設省と地方自治体の河川担当部局・下水道担当部局の関係者により当該計画を策定する際の基本的方針及び留意事項等を検討し、「総合的な都市雨水対策計画の手引き(案)」を取りまとめ、4月14日付けで都道府県、政令指定都市の河川担当部局・下水道担当部局に送付しました。

■期待される効果
 これまで、必要に応じて河川担当部局と下水道担当部局が事業の調整を実施してきましたが、河川事業の主体が国・都道府県であるのに対し、下水道事業の主体が市町村である事などから、十分な調整が難しい場合がありました。
 このため、河川担当部局と下水道担当部局が共同で都市雨水対策協議会を設置するとともに総合的な都市雨水対策計画を策定することにより、計画、事業、管理の各段階について十分な調整を図る事としたものです。
 これにより、より効率的な事業の推進が図れる他、整備した施設の弾力的な活用や一層のコスト縮減等が期待されます。

■「総合的な都市雨水対策計画の手引き(案)」の目次

 第1章 総説
  第1節 総合的な都市雨水対策計画
   1.1 計画の目的
   1.2 計画の位置づけ
   1.3 適用範囲
  第2節 計画策定の概要
   2.1 策定方針
   2.2 策定項目
   2.3 協議会等の構成
 第2章 流域条件
  第1節 流域界および流域面積
  第2節 自然・社会条件
   2.1 自然条件
   2.2 社会条件
  第3節 流域の基本条件
   3.1 計画目標年次
   3.2 流域の将来像
 第3章 治水安全度および雨水流出量
  第1節 治水安全度
  第2節 計画降雨
  第3節 雨水流出量
 第4章 雨水排水分担計画
  第1節 河川と下水道の分担計画
  第2節 雨水貯留浸透施設等
 第5章 段階的整備計画
  第1節 段階的整備計画
  第2節 行動計画
  第3節 関連事業との整合
  第4節 都市雨水計画の効果
  第5節 流域および河川環境への配慮
 第6章 維持管理および運用等
  第1節 維持管理
  第2節 下水道の雨水排水施設の放流制限

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問い合せ先:
都市局下水道部公共下水道課 (直通 5251-1864)

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