1)利用者からの発想(モビリティの確保)と生活者からの発想(良好な環境の形成)
2)都市交通のサービス水準と負担の関係の明確化
3)施策の総合的な展開
4)広域レベルと都市・地区レベルの調和
(1)歩行者・自転車交通のネットワーク形成
(2)公共交通の「都市の装置」としての整備
(3)自動車交通の円滑性確保と適正化
1)幹線道路網の形成
2)円滑な交通確保のための道路構造対策
3)自動車交通の適正化
4)駐車場整備の推進
(4)物流交通の整序
(5)地区交通の再構築
(6)道路と沿道の一体的整備
1)幹線道路と沿道市街地の調和
2)沿道を含めた道路景観の改善
(7)都市の規模・特性に応じた都市交通体系の形成
1)三大都市圏中心部
2)三大都市圏郊外部
3)地方中枢都市圏
4)地方中核都市圏
5)地方中小都市圏
(1)歩行者空間の立体的整備の推進
1)交通結節点の立体的整備
2)歩行者動線の立体的整備
(2)公共交通の成立基盤整備の推進
(3)幹線道路の計画的整備と沿道一体整備の推進
1)都市計画道路整備プログラムの策定
2)都市内道路と沿道地域の一体的整備の推進
(4)都市内物流システムの改善
(5)身近な地区交通施設の計画・整備・管理システムの確立
(6)都市交通施設整備の進め方の改革
1)パッケージアプローチの導入
- 複合化する都市問題、高度化・多様化する住民のニーズに応えるため、総合的な都市交通施策の展開にあたっては、個別施策の着実な実施に加え、施策の複合的な組み合わせによるプロジェクト型の事業展開により事業の円滑な実施と相乗的な整備効果の発現を図ることが重要である。特に、実施プログラムを明示し相互に実施に責任を持ち合う「パッケージアプローチ」を導入し、いくつかの事業主体に分かれた事業を効率的、重点的に組み合わせ、都市交通計画の実現性の向上を図る必要がある。
- パッケージアプローチの導入が期待される代表例としては、都心環状・縦貫道路の整備による自動車交通の負荷軽減と既存道路のトランジットモール化等を一体化した都心交通改善プロジェクトがあげられる。
- (注)パッケージアプローチ:都市交通の目標達成のために必要となる複数の施策を組み合わせて、パ ッケージとして同時に実施する手法。
2)交通実験・試行の導入