5 防災面についてみると、防災上危険な密集市街地は、東京圏に全
 国の40%に当たる10,400ha、東京都区部では6,000ha(山手線内側の
 面積に相当)存在し、東京圏に集中している。特に、東京都区部西
 側には、環状7号線から環状8号線の地域を中心に木造住宅密集地
 域が広がっている。
  また、1都3県における想定氾濫区域(洪水時の河川の水位より
 低い地域)に人口の35%が集中している。
 

           防災上危険な市街地の地域別内訳

   




 
  地   域 防災上危険な密集市街地面積(ha) 構成比(%)
   首都圏       10,400    41.6
  東京都区部        6,000    24.0
   全 国       25,000   100.0



 

 

        洪水時の河川水位と市街地の地盤との高低
    


 


 


6 また、欧米先進国に在住経験のある女性に対するアンケート調査
 では、利便性の面では日本の都市の方が優位にあるとする者が多い
 が、緑やオープンスペース、景観、高齢者・障害者への対応などの
 点では、海外の都市の方が優れているとする者が圧倒的となってい
 る。
 

  欧米先進国に在住経験のある女性に聞いた「日本と外国との優劣」

 公共交通機関はどちらが充実していましたか?

  日   本(50.0%)
  同 程 度(41.7%)
  外   国( 5.0%)
  わからない( 3.3%)

 買物の便利さはどちらが良かったですか?

  日   本(40.0%)
  同 程 度(45.0%)
  外   国(11.7%)
  わからない( 3.3%)

 公園などのオープンスペースはどちらが多かったですか?

  日   本( 3.4%)
  同 程 度(19.0%)
  外   国(67.2%)
  わからない(10.3%)

 建物の形・高さ・色などの調和はどちらが優れていましたか?

  日   本( 0.0%)
  同 程 度(16.9%)
  外   国(81.4%)
  わからない( 1.7%)

 高齢者、障害者への対応はどちらが優れていましたか?

  日   本( 1.7%)
  同 程 度(11.7%)
  外   国(65.0%)
  わからない(21.7%)

         (平成11年民間調査・欧米先進国に在住経験のある女性131人から回答)


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