第1回関西文化学術研究都市サード・ス テージ・プラン策定委員会 議事要旨
1.
開催日時・場所
日 時 平成17年8月9日(火)12:30〜14:30
場
所 ホテルグランヴィア京都3階 源氏の間
2.
出席委員(敬称略)
井
村裕夫(委員長)、鈴木胖(委員長代理)、荒巻禎一、梶本徳彦、佐村知子、立石義雄、
田中久幸、辻井昭雄、長尾真、西尾哲夫、端信行、八田英二、林敏彦、村橋正武、
安田國雄、安原敬裕 16名
3.
議事要旨
○大
臣官房安原審議官及び井村委員長より挨拶
○事
務局(国土交通省)から議事4−1について報告
○事
務局(国土交通省)から議事4−2について説明
今後検討を進めていく「検討テーマ」とし
て、「新たな文化・学術・研究の創造を目
指して」、「連携の強化、交流の促進」、「多彩で魅力的
な創造都市の形成」、「学研都市
の活動を支える都市基盤の整備促進」、「学研都市の地区整備等の具体的方針」、「都市運営の展開」 について提案。また「検討テーマ」に関連する「論点」、「議論の視点」等を中心に
説明。
○議
事4−2に関する各委員からの主な意見等
◆理念・位置付け
・構想段階から30年を経過し、時代変化に伴い、当初の理念に立ち帰り、守るべき
ところ、変えるべきところを整理。
・特徴を生かし今後の10年先の課題を見据えた、学研都市の目標(テーマ)が必要
である。
・「一体性の確立」、「総合力の強化」は引き続き重要なテーマ。
◆ 文化・学術・研究
・近年国民の文化に対する意識が「文化施設への期待」から「文化活動への支援」に
シフト、今後は様々なソフトを体系化することが必要。
・「地球環境」や「食糧問題」、また「情報」、「バイオ」など、持続可能な社会の
実現に向けて、重点的に進めるテーマを立てていく必要がある。
・現地で情報技術を駆使して朱雀門の歴史情報を見せるなどして、文化スポットを展
開し、文化面に貢献するようにする。
・観光を含めて平城宮跡を文化の中核として検討してはどうか。
◆連携・交流
・一定の生産機能を併せ持った研究施設の立地促進を進める必要がある。
・立地施設と大学、または市民との連携交流、クラスターの内と外との連携交流な
ど、今後横断的な連携が必要。
・学研都市は広域的なクラスターとして推進する必要がある。
・オープンラボのような共同研究の拠点づくりにもっと力を入れ、求心力を持たせる
こと。
・近畿広域の産業クラスター形成について、将来ビジョンに明確に位置付ける必要が
ある。
・日本の学術研究のコアとなるべきなのに国際化が進んでいない。「総合力の強化」
に国際化の視点を加える必要がある。
・研究成果をあげると人が集まり、それが国際化への近道になる。
◆魅力的な創造都市の形成
・街の中での研究のための実証実験を推進すれば、関西の様々な企業が参加するので
はないか。
・神戸の震災関連施設や大阪のUSJなどと連携しつつ、学研都市サイエンスツアー
を企画することができないか。
・外国人が増える傾向があり、居住環境について整備を進めていく必要がある。
◆都市基盤整備
・豊かな自然環境を学び、研究することも必要。クラスター毎ではなく、学研都市全
体を総合的に研究することが必要。
・研究所立地を促進するには、「住みたい。行ってみたい。」という魅力が不可欠。
立地側のニーズを反映した立地基準の緩和が必要。
・施設立地や居住促進には、クラスター開発と共に交通基盤の整備が不可欠。
・あと10年で都市機構の都市基盤整備が概成するということも重要な条件。土地利
用などについて柔軟な発想が必要。
◆都市運営
・けいはんな学研都市について、知名度アップのための情報発信を。
・バーチャルな連合大学院大学を作るなど、学研都市内の知識人を集める仕組み作り
を進めてはどうか。
・世界中のサイエンスシティで競争、連携が行われているという認識を持ち、今後の
運営管理の方策について、研究検討することが必要。
・例えば、行政特区として2府1県の新しい広域行政について検討できないか。
◆サード・ステージ・プランに向けて
・地元市町長の意見を取り入れる機会を設ける。
・平城遷都1300年記念事業を2010年
について、プランに位置付けを。
○今
後の予定等
・第2回委員会は年内に開催予定。
(文責 国土交通省 都市・地域整備局 ※速報のため事後修正することがありま
す)
第1回関西文化学術研究都市サード・ステージ・プラン策定委員会 議事次第
資料1 関西文化学術研
究都市サード・ステージ・プランの策定及び委員会の設置について
資料4 サード・ステー
ジ・プランの検討テーマ及び論点について
参考資料1 「関西文化
学術研究都市の明日を考える懇談会」提言
参考資料2 「関西文化
学術研究都市の今後の整備方策について」(セカンド・ステージ・プラン)の概要
参考資料3 関西文化学術研究都市の建設に関する基本方針(骨子)