「まちづくり月間国土交通大臣表彰」について

第21回「まちづくり月間」
まちづくり功労者

54件

 


1.協同組合高齢者こんびに(北海道網走郡美幌町)

 商店街の空き店舗を活用して、高齢者をはじめとした地域住民の憩いの場「ふれあいこんびに ば・じ・る」を運営し、中心市街地の活性化に寄与している。店内の囲炉裏を囲んでの会話や様々なイベントなどを通じて、世代を超えた交流が図られ、高齢者の持つ知恵や技がまちづくりに生かされている。

 

2.函館西部開発株式会社(北海道函館市)

 都市環境及び都市防災上、問題のあった末広町5番A地区において、市街地再開発事業による地区整備を行い、土地の合理的かつ健全な高度利用と景観に配慮した市街地環境の改善を図り、旧市街地の商業環境の再生とまちなか居住の推進に寄与することで、地域の活性化に大きく貢献した。

 

3.青森市浜田土地区画整理組合(青森県青森市)

 スプロールによる無秩序な市街地の形成が進行しつつあった浜田地区において、土地区画整理事業を施行することにより、幹線道路における広幅員歩道の確保、電柱の宅地内建柱等を実施し、雪に強く安全で快適なまちを実現するとともに、住居専用ゾーンに地区計画を導入することにより、高質なまち並み形成に寄与した。

 

4.花巻市不動上諏訪土地区画整理組合(岩手県花巻市)

 河川により中心市街地と分断されていたため市街化が遅れていた不動上諏訪地区において、土地区画整理事業を施行することにより、中心市街地へのアクセス路である不動大橋、街路、公園等を整備するとともに、住民が中心となって地区計画を定め、緑豊かで良好な住環境を実現した。

 

5.郡山市(福島県郡山市)

 広域的な都市活動の中心であるにもかかわらず土地の高度利用、建物の不燃化が図られておらず、駅前広場の狭隘等により交通混雑が著しく、都市機能が低下していた郡山駅西口地区において、市街地再開発事業を施行することにより、駅前広場の拡充整備及び商業施設、市民プラザ、高等学校、科学館及び事務所用途の複合ビルの建設を成し遂げ、人が集い賑わいのあるまちづくりを実現し、中心市街地の活性化に寄与した。

 

6.足利市(栃木県足利市)

 古くからの住宅が密集し、住工混在による土地利用の障害をきたしていた緑橋左岸地区において、渡良瀬川への架橋計画やJR両毛線の立体交差計画を契機として、土地区画整理事業等を実施し、都市計画道路や公園などの公共施設の整備改善と宅地の利用増進を図り、渡良瀬川両岸を結ぶ市街地拠点としての都市機能再生に寄与した。

 

7.栗橋町・大利根町(埼玉県北葛飾郡栗橋町・埼玉県北埼玉郡大利根町)

 栗橋駅橋上化事業の実施により、高齢者・障害者などをはじめ、だれもが利用しやすいユニバーサルデザインの考え方を取り入れた橋上駅舎が完成し、駅利用者の利便性及び安全性の向上に寄与した。さらには、当事業を契機として、両町により本年4月1日に法定合併協議会が設置され、平成16年度合併を目途としていることから、栗橋駅橋上駅を核とした駅東西間の交流や駅東西まちづくりの均衡ある発展等、今後のまちづくりが大きく飛躍するものと期待される。

 

8.市原市五井西土地区画整理組合(千葉県市原市)

 臨海工業地帯の後背地として宅地化が急速に進行し、公共施設の整備が遅れていた五井西地区において、土地区画整理事業の施行によりスプロール化を未然に防止し、健全な市街地の整備と快適な生活環境の形成に努めた。特にコミュニティーセンターの建設とその用地の寄贈、公園整備費の市原市への寄付などによって地域の生活環境をより高め、魅力的なまちづくりに貢献した。

 

9.東金市小野山田土地区画整理組合(千葉県東金市)

 千葉東金道路や国道126号に近接している等の地理的特性を活かし、土地区画整理事業により生産・研究・業務・流通加工などの複合機能を持つ企業団地を造成するとともに、地区計画により緑豊かな環境と調和する良好な産業環境の整備に貢献した。

 

10.酒々井町東酒々井第一土地区画整理組合(千葉県印旛郡酒々井町)

 無秩序なスプロール化が進むことが予想される東酒々井第一地区において、土地区画整理事業の施行により、広幅員の歩道を確保し、サークルベンチや植栽を配置するなど住民に憩いと安らぎの場を提供した。また、業務代行者が撤退するという困難な状況の中で、再減歩をはじめとする再建計画を実現し、事業を完了した。

 

11.神保町一丁目南部地区市街地再開発組合(東京都千代田区)

 市街地再開発事業により、16街区に細分化されていた街区を3街区に再編整備し、歩車道が分離した安全で快適な交通空間、及び地域防災に貢献する防災広場、防災備蓄倉庫の整備による都心居住の魅力を開拓した。また、共同ビル方式を採用しており、将来にわたって組合員が主体的にまちづくりに関わっていく仕組みとなっている。

 

12.足立区本木二丁目地区まちづくり連絡会(東京都足立区)

 地区内の道路は4m未満の狭あい道路が大半で、特に接道不良の小宅地が多く、これまでの行政側からの個別建替え時の道路後退指導のみでは、地区整備の実現は困難な状況にあった当地区において、まちづくり連絡役員会の率先した協力と関係住民の説得により、スムーズに街なみ環境整備を実施することができた。また、事業終了後も引き続き地区まちづくり整備継続の機運を高めるなど、主体的なまちづくり活動と実績を残している。

 

13.上目黒二丁目地区市街地再開発組合(東京都目黒区)

 交通の結節点にありながら都市基盤施設が未整備のため交通交雑を招いていた上目黒二丁目地区において、市街地再開発事業の施行により、駅前公園、交通広場等を整備するとともに、交通広場地下に整備した駐輪場を目黒区に無償譲渡するなど、中目黒駅周辺の環境改善に貢献した。また、事業途中に参加組合員の破綻に見舞われたが、組合員一同の努力によりこの難局を乗り越え、予定通りに事業を完遂することができた。

 

14.相模原市しおだ土地区画整理組合(神奈川県相模原市)

 市内の人口の急激な増加により無秩序に市街化されるおそれがあったため、良質な住宅供給と公共施設の整備が課題となっていたしおだ地区において、「水と緑のふれあいのまち」をテーマに土地区画整理事業を施行し、ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業や地区計画を導入して良質な住宅の供給と公共施設の整備に貢献した。

 

15.藤沢市白旗廻り土地区画整理組合(神奈川県藤沢市)

 都市基盤の整備が遅れ、浸水等防災上の問題もあった白旗廻り地区において、「安全で安心できるまち」と「みどりとゆとりのあるまち」の二つをテーマに土地区画整理事業を施行し、遊水地や公園をはじめとする公共施設の整備を行った。また、市民・組合・行政が一体となって地区計画を策定するなど、周辺地域を含めた住環境の整備が進められ、本市のまちづくりに大きく貢献した。

 

16.花園一丁目地区市街地再開発組合(新潟県新潟市)

 狭い敷地に小規模な建築物が密集し、建築物の大半が昭和39年の新潟地震を被災し耐震性及び防災性の観点からも機能低下をきたしていた花園一丁目地区において、市街地再開発事業を施行し、県都新潟市の陸の玄関口として相応しい土地の有効利用、防災性の向上を図るとともに、新潟駅周辺施設との連続性、一体性及び回遊性に配慮した再開発ビルを完成させた。平成2年に地元権利者が共同ビル建設の発意をして以来、足掛け13年の事業であるが、長期にわたり事業を継続し、完成させた功績は多大である。

 

17.中教院東地区第一種市街地再開発事業個人施行者(富山県富山市)

 木造の低層住宅が密集した中教院東地区において、個人施行により市街地再開発事業を施行し、権利調整、資金調達、保留床処分等、幾多の問題を乗り越えて商業店舗・住宅・業務施設からなる再開発ビルを建設した。特に、空洞化が進展する中心市街地の居住人口の再集積が実現した功績は大きい。

 

18.金沢西部地区土地区画整理事業推進協議会(石川県金沢市)

 区画整理事業の途中段階で、地区内へ県庁移転が決定した際、約10haの県庁用地確保のための大幅な換地見直しや売却希望者取りまとめにおいて中心的役割を果たしたほか、当地域に設定された「金沢西部副都心計画」の推進母体「金沢西部副都心街づくり協議会」の設立や、「街づくり基本協定」の締結において、地権者の理解と協力確保に尽力するなど、地権者と施行者の間の意見調整を図り、円滑な事業推進に多大に貢献した。

 

19.福井市三の丸地区市街地再開発組合(福井県福井市)

 JR福井駅に近接した中心市街地の一角に位置しながら、都市機能の更新が進まず、老朽化した建物や平面駐車場が多くを占め活力が低下しつつあった三の丸地区において、昭和59年から長期にわたりまちづくりに取り組み、紆余曲折を経て組合施行の市街地再開発事業を成し遂げ、壁面線の指定により歩道状空地を確保するとともに、病院、ケアハウス、健康増進施設等からなる再開発ビルを建設し、中心市街地の活性化および都心人口の回復に貢献した。

 

20.飯山市フラワーロード(長野県飯山市)

 コミュニティの育成と美しい景観の創出を目的として設立されたフラワーロードは、千曲川を中心とする幹線沿道に市民参加による花植え・花の管理を通して、一人一人の心に美しいまちづくりの意識を醸成した。市もこういった活動を全市的に広げるために「全市公園化構想」を策定し、事業の継続と構想の推進が相まって、豊かさが実感できる地域づくりが自発的に行われ、6つの地域で「景観形成住民協定」が締結されるなど、全市的な市民活動へと波及するに至っている。

 

21.中町(蔵のある)まちづくり推進協議会(長野県松本市)

 「中町・蔵のある街」をキャッチフレーズにまちづくり基本構想の策定、まちづくり協定の締結等まちづくりに積極的に取り組み、現存する歴史的建造物である「蔵」を保存活用し城下町にふさわしい街並整備を行うことにより、白と黒を基調とし蔵の持つ清楚な美しさを生かした魅力的な空間を創設し、中心市街地商店街の活性化に多大な貢献をしている。

 

22.六九リバーサイド地区市街地再開発組合(長野県松本市)

 市街地再開発事業を施行することにより、都市型の良質な住宅と商業機能を複合的に整備し、中心市街地の常住人口を増加させるなど、中心市街地商店街の活性化に寄与した。

 

23.高山市中山第二土地区画整理組合(岐阜県高山市)

 未利用の丘陵地であった中山第二地区において、土地区画整理事業を施行し、県下の組合事業で初めて「ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業」の指定を受けるなど、景観・環境・防災に配慮した良好な住環境の創出に多大な役割を果たした。また、集約換地により「飛騨高山ビッグアリーナ(総合体育館)」が建設され、本地区のランドマークづくりにも大きく貢献した。

 

24.浜松東第一地区6街区第一種市街地再開発組合(静岡県浜松市)

 浜松東第一土地区画整理事業により東第一6街区に仮換地指定された権利者が、共同化に同意し、市街地再開発事業により住宅、事務所、駐車場からなる再開発ビルを建設し、浜松市中心市街地活性化計画における重点施策事業によるまちづくりに貢献した。

 

25.新居町柏原土地区画整理組合(静岡県浜名郡新居町)

 新居町南部の農地、池沼が大部分であった柏原地区において、土地区画整理事業の施行により街路や公園等を適正配置するとともに、健全で快適な低層中密度住宅地として発展するよう、権利者全員の賛同により地区計画を定め、緑豊かなゆとりある住みやすいまちを完成した。

 

26.大府半月特定土地区画整理組合(愛知県大府市)

 土地区画整理事業により、「あいち健康の森」へのアクセス道路としての大府東浦線等を整備し、無秩序な市街化形成を防止するとともに、地区計画の導入、ワークショップ方式による公園整備など、行政・組合・地区住民が一体となったまちづくりを行った。

 

27.ヒューマンタウン釆女が丘地区(第2次)建築協定運営委員会(三重県四日市市)

 平成3年に土地区画整理事業を契機に締結された建築協定が平成13年に失効したことに伴い、再締結に向けて平成14年に設立された当委員会は、十数回に及ぶ説明会の開催等により、地権者を含めた住民全員の参画による県内で初めての住民発意による建築協定の締結を実現した。

 

28.草津市野路東部土地区画整理組合(滋賀県草津市)

 「市の南部副都心構想」の実現を図るため、JR新駅(南草津駅)の建設と併行して、その周辺地域の都市基盤整備を土地区画整理事業により実施し、市南部の拠点地域にふさわしい、活力と魅力あふれる都市環境の創出に貢献し、今日のめざましい発展の礎を築いた。

 

29.福知山市(京都府福知山市)

 福知山駅周辺地域整備構想の一環として福知山駅南地区の都市基盤整備を行うことにより、既存市街地と一体となった整備を進め、新しい都心地区の形成に努めた。また、ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業を導入し、福知山らしい個性あるまちづくりを進めた。

 

30.京田辺市(京都府京田辺市)

 関西文化学術研究都市の北部拠点として相応しいまちを目指し、市の中心市街地の整備を図るため土地区画整理事業を実施し、JR京田辺・近鉄新田辺駅周辺に不足していた都市機能をネットワークする基盤を整備するとともに、歩行者専用道路の設置による賑わいのある都市的空間の形成に大きく寄与した。

 

31.宮津市(京都府宮津市)

 京都縦貫自動車道宮津天橋立I.Cの整備に伴い緊急に整備することとなった新浜松原線のうち、用地の確保が最も困難と思われた商店街の区間において土地区画整理事業を施行し、道路用地を迅速に生み出すとともに、商店街をメインストリートとして蘇らせることに成功した。

 

32.箕面シンボルロードまちづくり協議会(大阪府箕面市)

 本協議会は府道豊中亀岡線の沿道住民などを中心に設立され、「箕面の顔」にふさわしい街並形成について関係機関と協議し、その内容を事業に反映させるとともに、市民への啓発活動の実施を通じて沿道建物のセットバックについて約20件の協力を取り付けるなど、沿道のまちづくり推進に大きく貢献した。

 

33.ガーデンハウス藤沢台第2住宅建築協定運営委員会(大阪府富田林市)

 昭和57年に締結された建築協定の平成14年失効を控え、住宅地全体としての調和と緑豊かなまちづくりを維持し、更なる良好な住環境の維持増進を目的として、地区住民自ら組織した当委員会は、3度にわたるアンケートの実施等を通じて住民の合意形成をはかり、地区住民の大多数の同意を得て、富田林市初となる建築協定の再締結を実現した。

 

34.野田地区タウンハウス管理組合(大阪府豊中市)

 土地区画整理事業の実施による過小宅地となる権利者の生活再建を目的に、老朽化した長屋の建替えを目指す権利者により設立された長屋建替準備組合(当管理組合の前身)は、集約換地等による建物の共同化を成し遂げ、災害に強いまちづくりを推進するとともに、まちなみ形成ガイドラインを定め、良好な街並の実現に貢献した。

 

35.豊岡市駅西高屋・正法寺土地区画整理組合(兵庫県豊岡市)

 土地区画整理事業の施行において、先進地の視察などによる権利者の不安の解消等に尽力し、都市計画道路、公園等多くの公共施設の整備による良好な市街地を形成した。

 

36.香枦園森具地区まちづくり協議会(兵庫県西宮市)

 震災直後より施行者と権利者の意見調整を行い、道路・公園の配置計画を施行者とともに立案、事業の早期着手・完成に貢献した。また、震災の教訓を生かした災害に強いまちづくりを目指し、防災拠点となる街区公園の整備計画立案、住宅共同化の意向集約等に寄与した。

 

37.北条駅周辺地区市街地再開発組合(兵庫県加西市)

 加西市中心市街地活性化計画の核として、商業施設、交流施設、社会教育施設を整備するとともに、交通結節点として北条町駅前交通広場並びに都市計画道路等の整備を行うなど、加西市の玄関口にふさわしいまちづくりを行い、市民の交流の場を創設した。

 

38.下の丁町内会(長崎県島原市)

 藩政時代の城下町の面影を残す下の丁において、昭和53年の武家屋敷まち並み保存地区設定後、地区内の道路は将来に渡って舗装しない、水路は現在のままで残すなど、環境保全とまち並み保存、道路交通等に関しての申し合わせを取り決め、日常生活での不便を感じながらも伝統的なまち並みの保存のために一体となり取り組んでいる。

 

39.手取本町地区市街地再開発組合(熊本県熊本市)

 市の中心部に位置し、土地利用の更新や建築物の機能更新が強く望まれていた手取本町地区において、市街地再開発事業を施行することにより、商業、業務、公益、医療施設などの施設を計画的に配置するとともに、歩道状公開空地の有効活用による安全で快適な歩行者空間の確保と効率的な交通処理を実現し、中心市街地の活性化に大きく寄与した。

 

40.上通A地区市街地再開発組合(熊本県熊本市)

 市の代表的な商店街である上通りと下通りの結節点に位置するなど、県都に相応しいまちづくりが望まれていた上通A地区において、市街地再開発事業を施行することにより、ホテル、商業、オフィス、文化施設などの施設を計画的に配置するとともに、歩道状公開空地の有効活用による安全で快適な歩行者空間の確保を実現し、中心市街地の活性化に大きく寄与した。

 

41.宮崎県住宅供給公社(宮崎県宮崎市)

 土地区画整理事業の施行により、アンテナの無いまち並みの形成や自然型住宅地区に見られる緑化された宅地法面の保存、地区計画の導入・まちづくり憲章の策定等により、生垣の保存及び外壁等色彩の調和を誘導し、住み良いまちづくりを計画的に進めた。

 

42.北8西3西地区第一種市街地再開発事業個人施行者(北海道札幌市)

 市街地再開発事業の施行により、国際都市札幌の玄関口として相応しい景観の形成と公共空間の整備を図るとともに、市民の活動拠点となる公共施設の導入や、低迷する北海道経済の牽引役として期待されるIT関連企業の誘致により、本市の活性化に大きく貢献した。また、公共地下歩道と再開発ビルの接続、通路へのロードヒーティングの導入など、積雪寒冷地に相応しい安全で快適な歩行空間を確保し、高齢者等にやさしいまちづくりに貢献した。

 

43.後原中央東地区市街地再開発組合(埼玉県さいたま市)

 さいたま新都心周辺地区の重要な交通接点のひとつである後原中央東地区において、立体道路制度の活用による市街地再開発事業の実施により、まちづくりと広域幹線道路建設の整合を図りつつ、新都心周辺にふさわしい生活行動や感覚に適した「生活都心型」のまちづくりを実現した。

 

44.浦和駅西口南第三地区市街地再開発組合(埼玉県さいたま市)

 道路が狭隘で飲食店や住宅が混在する浦和駅西口南第三地区において、市街地再開発事業を施行し、超高層の住宅等を中心として低層部に商業施設、業務施設、地下に公営駐車場を整備し合わせて公共施設を整備することにより、県都の顔づくり、健全で合理的な高度利用、安全で快適な街区形成に寄与した。

 

45.与野駅西口旭町地区市街地再開発組合(埼玉県さいたま市)

 土地区画整理事業との同時施行により、JR与野駅西口駅前地区の全体計画に配慮しながら、関係事業者の事業への熱意でデベロッパーの選定、権利調整等幾多の問題を乗り越え、商業、業務、都市型住宅からなる再開発ビルを竣工し、地域の活性化に大きく貢献した。

 

46.千葉市若葉区源町第二土地区画整理組合(千葉県千葉市)

 土地区画整理事業の施行により地区の中心部に保留地を集約したことで、住宅販売業者に一括して保留地を処分することが可能となり、保留地を中心に統一性のある良好な街並みを実現し、住む人にも訪れる人にも快適で美しく、魅力あるまちづくりに貢献した。

 

47.千葉市(千葉県千葉市)

 JR千葉駅北口に接する弁天地区において、駅前広場、都市計画道路等、土地の高度利用を可能とする都市基盤の整備を行い、更にはバリアフリーに配慮し、池尻地下道出入口部の階段部にエレベーターを設置する等、千葉都心部の発展拡大に寄与した。

 

48.新横浜町内会(神奈川県横浜市)

 居住者と企業が協働して様々な分野で活発な活動を行ってきた当町内会は、平成14年にはワールドカップ開催会場の横浜国際総合競技場を控えた町内会として、来街者向けのサイン付きフラワースタンドの設置やイベントの開催、日本の開催地で唯一の警察犬によるパトロール等、積極的な取り組みを行うなど、これまで以上に企業と住民が一体となって安全で安心な魅力あるまちづくり活動に取り組んだ。

 

49.鶴見西口オープンカフェ協議会(神奈川県横浜市)

 JR鶴見駅西口駅前広場の違法駐輪対策イベントとして始まったオープンカフェを、商店街・市民ボランティアによって運営することにより、「憩いの空間」「交流の場」としての性格を打ち出し、違法駐輪の改善はもとより、商店街とボランティアのネットワークの拡大、商店街の活性化に寄与した。

 

50.大阪市(大阪府大阪市)

 道頓堀川という都心に残された貴重な水辺空間である湊町リバープレイスにおいて、1.8haという限られた用地を活用し、阪神高速道路湊町ランプ、音楽ホール「なんばHatch」、水辺と一体となった立体広場を整備するとともに、河川事業で整備された船着場・遊歩道と一体となって、新たな都市魅力の創造に貢献した。

 

51.西出・東出・東川崎地区まちづくり協議会(兵庫県神戸市)

 戦前からの町割が残る典型的な密集住宅市街地である当地区において、自主的にまちづくりの方向性を見出し、地域の声を取りまとめ、行政等に対して要望書を数多く提出する等、各種の公共事業のメリットを積極的に活用することで、継続的にまちづくり活動を展開している。また、歴史を活かしたまちづくりに積極的に取り組むなど、住民主体のまちづくり活動の模範となっている。

 

52.まちづくり市民グループ可部カラスの会(広島県広島市)

 平成9年から自発的自主的に活動を始めた当会は、これまでトイレは小さな美術館事業、マンホールデザイン事業等、大小取り混ぜて年間50以上の活動を行っており、地域住民主体の自主的まちづくり活動のモデルとして、広島県内のみならず、近隣県の市町村からも注目されはじめている。また、このグループの活動に対する地域住民の信頼・期待は大きく、地域の誇りにもなりつつある。

 

53.コイン通り街づくり委員会(広島県広島市)

 全国に3つしかない造幣局にちなんで名づけられたコイン通りを舞台に、まちづくり協定に基づく自主的なセットバック、街路樹や花壇の手入れ等、さまざまなまちづくり活動や新しく創出した祭りなどのイベントを行うことにより、地域に刺激を与えており、商店と地域が一体となったまちづくりを通して地域の賑わいづくりに貢献している。

 

54.北九州市永犬丸・則松土地区画整理組合(福岡県北九州市)

 スプロール化が進行しつつある永犬丸・則松地区において、土地区画整理事業を施行し、金山川の水辺と豊かな緑を保存しながら質の高い公共施設の整備を行うとともに、地区計画により、良好な住宅地を供給するなど、健全な市街地の形成に貢献した。

 


 

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