生物相の回復の実態タイトル
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国土交通省の周辺には皇居をはじめ、日比谷公園、赤坂御所など生物のすみかとなる場所が点在しています。それらの自然や緑を保護していくのはもちろんのこと、新たな緑を創出し、生態系ネットワークを広げていく取り組みも必要です。国土交通省屋上庭園も、生物が都市の緑地等を移動する際の中継点の一つとしての役割を担う目的を持っています。
国土交通省屋上庭園では、屋上緑化による鳥類や昆虫類等の飛来、生息・生育状況について調査を実施しています。これまでに12種類の鳥類と約190種類の昆虫類が確認されています。
チョウ類
ベニシジミ(画像)
 
ヤマトシジミ(画像)
 
イチモンジセセリ(画像)
 
チャバネセセリ(画像)
ベニシジミ
ヤマトシジミ
イチモンジセセリ
チャバネセセリ
オレンジ色の羽が愛らしいシジミチョウ。ギシギシなどタデ科の草本を食草とし、都市の環境にもよく馴染みます。開帳30mm内外。
もっとも普通なシジミチョウ。食草はカタバミ。都市化の進んだ都会でも頻繁に見かけます。開帳25mm内外。

イネ科の草本を食草とし、都会でももっともよく見るセセリチョウ。羽の白紋が一文字に並びます。開帳38mm内外。

イチモンジセセリより小型で、羽の白紋が目立たちません。イネ科の草本を食草とし、素早く飛びます。開帳35mm内外。
トンボ類 バッタ類
アキアカネ(画像)
 
ウスバキトンボ(画像)
 
オンブバッタ(画像)
 
エンマコオロギ(画像)
アキアカネ
ウスバキトンボ
オンブバッタ
エンマコオロギ
霞ヶ関付近では、もっとも数が多い赤トンボ。秋、屋上庭園に集団で飛来、産卵してヤゴが育っています。全長24〜28mm内外。
東京では、夏から秋にかけて多数飛来しますが、越冬できないと考えられています。頭が大きく、全体が淡い黄褐色。全長32mm内外。
イネ科の葉によく似た体つきです。ヨモギなどキク科の草本をよく食べています。全長25mm内外(オス)、40mm内外(メス)。
枯れ草の下などで数多く見かける大きなコオロギ。屋上庭園では、盛夏から晩秋まで、コロコロ・・・リーリーリーと美しい大きな声で鳴いています。全長30mm内外。
その他昆虫
ナミテントウ(画像)
 
チョウセンカマキリ(画像)
 
セグロアシナガバチ(画像)
 
オオハナアブ(画像)
ナミテントウ
チョウセンカマキリ
セグロアシナガバチ
オオハナアブ
ナナホシテントウとともに、ごく普通なテントウムシ。屋上庭園では、幼虫や蛹も多数確認されています。上羽の模様はきわめて多様。全長7mm内外。
草地に普通なカマキリ。オオカマキリとよく似ますが、わずかに小型。成虫や卵が多数確認されています。全長70〜80mm内外。
もっとも大きなアシナガバチの一種。屋上庭園には頻繁に訪れ、設置された木製ベンチの表面を削り取り、持ち去って行きました。巣の製作に使うものと思われます。全長20〜25mm内外
屋上庭園には花が多く咲きます。初夏から晩秋にかけて、ハナアブ類が多数来訪します。オオハナアブは、もっとも大きなハナアブの一種で、数も多く確認されています。全長12〜16mm内外。
鳥類
イソヒヨドリ(画像)
 
ジョウビタキ(画像)
 
ハクセキレイ(画像)
 
ドバト(画像)
イソヒヨドリ
ジョウビタキ
ハクセキレイ
ドバト
海岸の岩場や崖地などを好みますが、都市へも繁殖域を拡大しており、東京都内でも見られるようになってきています。屋上庭園ではフェンスや木の枝にとまり、エサとなる小動物を探していました。観察されたものはいずれも雌であり、頭部から背側にかけて青色が鮮やかな雄ではありませんでした。
冬鳥で、市街地や農耕地、河原などの開けた環境を好みます。冬になると飛来し、フェンスやあまり高くない木の枝にとまり、ピラカンサスやコムラサキシキブの実をついばむ様子が、屋上庭園で見られました。
海岸や河川の下流域に生息する鳥ですが、内陸部や都市に繁殖域を拡大し、今では市街地でもよく見られます。開けた環境を好み、屋上庭園では園路や短く刈り込んだ草地に降り、歩き回りながら餌を探す姿がよく見られます。
都市環境によく適応し、各地の公園、神社仏閣、駅舎やビルなどに群をなして生息します。屋上では建物の縁や軒下でよく見られます。庭園内にも入って歩きながら餌を探したり、流れで水のみや水浴びをしています。
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