ホーム >> 政策・仕事  >> 都市・地域整備  >> 下水道 >> 下水道の計画 >> 下水道中期ビジョン

下水道

3)下水道中期ビジョン

下水道中期ビジョンは、

○投資余力が減退する中、限られた財源の中で多様な課題に対応するにあたっての優先順位を設ける。
○下水道事業の仕組み(使用料や接続義務など)や必要性(水質保全効果など)及び下水道としての整備目標(普及拡大の範囲や浸水対策の目標降雨及び整備時期など)を下水道サービスの直接の利用者たる地域住民等に理解して頂く。
○地域住民等のニーズを反映し、効率的で信頼性の高い事業運営につなげる(整備要望の高い地区を優先的に整備することにより、接続率の向上や安定的な使用料収入の確保が図られることなど)。

ことなどを目的として、人口減少等の社会情勢の変化を踏まえた全体計画の見直し等を踏まえつつ、今後概ね10年間で重点的に実施する具体的施策につき、地域住民等との対話のもとにとりまとめるものとして、国土交通省が各地方公共団体に策定を促しているものである。

これに際し、国土交通省と(社)日本下水道協会では、「下水道ビジョン2100」や「下水道中期ビジョン」等の策定を通じ、今後の下水道の方向性や施策のあり方等を示している。

下水道中期ビジョンに定める主な内容としては、下記の項目が挙げられる。

○基本方針

地域の現状と課題を踏まえ、地域の将来像の実現に向けた下水道の取り組み方針を定める。

○整備目標

地域住民等にとって理解しやすいアウトカム目標を設定。

○具体的施策

事業の重点化の観点も踏まえ、どのような地区を対象として、いつまでに、どのような事業に取り組むかにつき定める。その際、施策の総合化の観点から、下水道事業と連携して実施する他事業や住民等の参加・協働によるソフト対策を併せて検討(例:他の公共施設等における貯留浸透施設の設置、地域住民等による自助対策)。

○管理と経営に関する事項

長期的な収支の見通しに基づき、経営計画の策定にあたっての収入確保、支出削減に向けた方針や具体的な方策等を記載。

Get ADOBE READER PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。 左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。 Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。