下水道中期ビジョンは、
ことなどを目的として、人口減少等の社会情勢の変化を踏まえた全体計画の見直し等を踏まえつつ、今後概ね10年間で重点的に実施する具体的施策につき、地域住民等との対話のもとにとりまとめるものとして、国土交通省が各地方公共団体に策定を促しているものである。
これに際し、国土交通省と(社)日本下水道協会では、「下水道ビジョン2100」や「下水道中期ビジョン」等の策定を通じ、今後の下水道の方向性や施策のあり方等を示している。
下水道中期ビジョンに定める主な内容としては、下記の項目が挙げられる。
地域の現状と課題を踏まえ、地域の将来像の実現に向けた下水道の取り組み方針を定める。
地域住民等にとって理解しやすいアウトカム目標を設定。
事業の重点化の観点も踏まえ、どのような地区を対象として、いつまでに、どのような事業に取り組むかにつき定める。その際、施策の総合化の観点から、下水道事業と連携して実施する他事業や住民等の参加・協働によるソフト対策を併せて検討(例:他の公共施設等における貯留浸透施設の設置、地域住民等による自助対策)。
長期的な収支の見通しに基づき、経営計画の策定にあたっての収入確保、支出削減に向けた方針や具体的な方策等を記載。