パーソントリップ調査の概要
パーソントリップ調査は、交通の主体である「人(パーソン)の動き(トリップ)」を把握することを目的としており、調査内容は、どのような人が、どこからどこへ、どのような目的・交通手段で、どの時間帯に動いたかについて、調査日1日の全ての動きを調べるものである。
この調査により、都市圏内の交通実態を把握し、そののち総合都市交通体系調査により、都市圏の将来の交通計画を策定する。
注 トリップ、代表交通手段の定義
人がある目的をもってある地点からある地点へ移動することをトリップという。自宅から勤務先へ行くのに、いくつかの交通手段を乗り換えても、「勤務先へ」という1トリップとしてとらえる。 また、1つのトリップがいくつかの交通手段で成り立っているとき、このトリップで利用した主な交通手段を「代表交通手段」という。主な交通手段の集計上の優先順位は、鉄道→バス→自動車→二輪車→徒歩の順である。