<全体計画>
霞が関の東北の角に位置する司法関係の施設が集まる司法ブロックは、ブロック内の老朽・狭隘や分散などにより整備が必要となってい る庁舎を整理し、集約・立体化を図るため、昭和59年の東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎の完成に続き、順次整備が進められました。 中央合同庁舎第6号館は、A棟、B・C棟で構成されており、既存の赤れんが棟の中心軸の延長上にA棟の建物中心軸を合わせ、その間 に地下棟を配置し、地上はゆったりと広がるオープンスペースを確保することでブロック全体が歴史的建築物と調和し、存在感、魅力のある 官庁街となるよう計画されています。 超高層であるA棟、B・C棟の日比谷公園側の壁面線をそろえたうえで前面道路から15メートル以上の後退距離を確保して、ここに緑を連 続して設けることにより、道路を挟んで面する日比谷公園に続く都市的な広がりを考慮しています。 また、皇居からの俯瞰角度に考慮し、高層建物の軒高を85メートルに抑えてスカイラインを統一するとともに、壁面の意匠も横連窓に統一 するなど、街区全体の一体的な調和を図っています。 |
<A棟> ・1990年(平成2年)建築 ・鉄骨造 地上21階 地下4階 ・建面積:5,043m2 延面積:126,171m2 ・使用官署:法務省、検察庁、他 |
<B・C棟>
・1994年(平成6年)建築
・鉄骨造 地上20階 地下3階
・建面積:3,024m2 延面積:63,094m2
・使用官署:法務省、検察庁、他
※建物の面積については国有財産面積を示す。 |
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