(3)モーダルシフト推進を始めとする物流の効率化等(第II部第10章 参照)

 モーダルシフトとは、環境負荷の少ない大量輸送機関である鉄道貨物輸送・内航海運の活用を図ることである。物流分野における二酸化炭素排出量の一層の削減を図るため、このモーダルシフトを推進する。特に、海上輸送へのシフトを進めるために、後述するスーパーエコシップの開発と併せ、海運政策を見直し内航海運の競争力向上を図る必要がある。
 また、循環型社会構築に不可欠な静脈物流ネットワークについても、CO2、NOx等の排出量を削減する観点から、鉄道、海運を積極的に活用することが必要である。
 さらに、幹線物流の環境負荷低減等を目的とする実証実験、トラック輸送の効率化の推進等により、総合的な物流効率化対策を推進していく。

図表II-4-6 貨物輸送機関の二酸化炭素排出原単位(平成11年度)
図表II-4-6 貨物輸送機関の二酸化炭素排出原単位(平成11年度)



 

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