第II部 国土交通行政の動向 

コラム・事例 進む都市再生〜汐留地区〜

 汐留地区は、東京都心部の南東に位置し、JR山手線の新橋駅と浜松町駅の間に広がる約30.7haの地区です。
 「汐留シオサイト」と名付けられたこの地区では、鉄道発祥の地である旧国鉄汐留貨物駅跡地等を活用し、東京都による土地区画整理事業と民間の都市開発によりまちづくりが進められています。平成14年11月には、大江戸線及び新交通ゆりかもめの汐留駅が開業し、また、順次オフィスビルやマンションが完成し、街は賑わいを見せています。
 平成19年頃には、計画されている建物がおおむねでき上がる予定で、最終的には就業人口約6万人、居住人口6千人の街が誕生することとなります。
 また、この地区の特徴として、地域の特性や要望(ニーズ)を踏まえたまちづくりを実現するため、地元の協議会と行政が役割分担しながら街の管理、運営を行っています。質の高い公共施設を整備するとともに、地下歩行者道の維持管理や、ペデストリアンデッキの清掃などの管理を地元住民(事業者)が行い、官民の協働による新しい時代の都市づくりが進められています。

 
<汐留地区>



 
<地下歩行者道>



 

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