第II部 国土交通行政の動向 

1.マルチモーダルな交通体系の構築

 
図表II-6-4-1 マルチモーダル交通体系の事例

松山港における港と道路の連携や新水俣駅周辺の道路と新幹線鉄道の連携によりマルチモーダル交通体系を推進している。

 マルチモーダル交通体系とは、複数の交通機関の連携を通じて、利用者のニーズに対応した効率的で良好な交通環境が提供される交通体系である。具体的には、空港、港湾、駅等の拠点及び高規格幹線道路並びにこれらを接続する道路、連絡鉄道等の重点的な連携整備と機能向上により、スピードアップと乗り継ぎ・積み替えの円滑化を図ることにより、我が国産業の国際競争力の強化を図るとともに、利用者が求めるドア・ツー・ドアのサービスを、環境にやさしく、適切なコストで提供することを目指している。このため、道路、鉄道、空港、港湾の連携を強化し物流及び交流の円滑化を目指すマルチモーダル施策を推進するべく、総合的な取組みを行っているところである。

 

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