第I部 東アジアとの新たな関係と国土交通施策の展開 

第1節 日本の人口構造の変化

1 日本の人口の推移

 我が国の人口は、戦後、増加を続けてきたが、出生率が低下する中、間もなく減少に転じると見込まれている。
 終戦直後の1945年(昭和20年)に約7,200万人であった我が国の総人口は、1967年(昭和42年)に1億人を超え、2004年(平成16年)10月1日現在の推計人口は約1億2,800万人となっている。人口増加率は近年では極めて低い水準にあり、2003年(平成15年)から2004年の年間増加率は戦後最低の0.05%となった。
 国立社会保障・人口問題研究所が行った人口推計(平成14年・中位推計)によれば、我が国の総人口は2006年(平成18年)をピークに減少に転じると見込まれ、2050年にはおよそ1億人にまで減少していくと予測されている。
 このように、経済が成熟化し、間もなく人口減少時代を迎えることとなる我が国においては、社会経済活動の地球規模化が進む中、高い成長が続いていくと見込まれる近隣諸国と競争しながらも、いかに連携し、東アジアの活力を我が国の活力へと結びつけていくかが重要になっている。

 
図表I-3-1-1  我が国の人口の推移

我が国の戦後の人口の推移を見ると、1945年には71,998人であったが、その後増加し続け、2004年10月1日現在の推計人口は約128,000,000人となっている。今後、人口は2006年をピークに減少に転じると見込まれ、2050年には100,000,593人になると予測されている。
Excel形式のファイルはこちら


 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む