第I部 地域の活力向上に資する国土交通行政の展開 

コラム・事例 ジニ係数とは

 ジニ係数は、所得などの分布の均等度を示す指標の一つです。一人当たり県民所得のジニ係数の場合には、47都道府県を一人当たり県民所得の低い順に並べ、都道府県の累積数が全47都道府県に占める割合を横軸に、対応する一人当たり県民所得の累積額が全47都道府県の一人当たり県民所得の総計に占める割合を縦軸にとってグラフを描き(これをローレンツ曲線といいます)、これと原点を通る傾斜45度の直線(均等分布線)との間の面積(A)の、均等分布線の下の面積(B)に対する比率で計算されます。これは、0から1までの値を取り、0に近いほど分布が均等であり、1に近いほど不均等であることを示します。
 


例:10県からなる国において、5県の一人当たり県民所得が50万円、残りの5県が150万円(合計1,000万円)の場合 ローレンツ曲線と、均等分布線との間の面積は0.125、均等分布線の下の面積は0.5であり、ジニ係数は0.125÷0.5=0.25となる。

 

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