第II部 国土交通行政の動向 

2 交通分野のICT化

(1)公共交通分野のICT化

1)災害時における公共交通情報システムの整備
 近年多発している地震や台風等の自然災害によって、公共交通機関の運休・遅延等が発生した際に、公共交通の全モードを網羅した総合的な運行情報を収集し、利用者へ迅速かつ正確に提供するためのシステムの構築に取り組んでいる。
 
図表II-4-7-2 災害時における公共交通情報システムの整備

近年多発している地震や台風等の自然災害によって、公共交通機関の運休・遅延等が発生した際に、鉄道、バス、航空等公共交通の全モードを網羅した総合的な運行情報を収集し、利用者へ迅速かつ正確に提供するためのシステムの構築に取り組んでいる。

2)公共交通情報提供の高度化
 公共交通機関のターミナルに不慣れな利用者でも欲しい情報をいつでも簡単に入手でき、より快適でスムーズに施設を利用できるようにするため、蛍光灯やLED(発光ダイオード)の照明光を高速点滅させて、携帯端末との間でのデータ通信を可能にする可視光通信技術を活用した情報提供について、検討を進めている。

3)生体認証技術の活用による国際空港の旅客手続の簡素化
 生体認証技術(バイオメトリクス)を活用した国際空港の旅客手続の安全性と利便性を確保するための方策については、関係府省と連携し必要な検討を行っている。

 

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