第II部 国土交通行政の動向 

(2)地域間物流の効率化

 複合一貫輸送等物流の効率化に向けて、貨物輸送力の増強や港湾・貨物駅等の物流結節点の整備等を進めている。貨物鉄道についてはJR山陽線において、コンテナ列車の長編成化による輸送力増強を図るための施設改良を実施したほか、E&S方式荷役駅(注)の整備を促しており、平成18年3月には鳥栖貨物ターミナル駅を開業した。
 また、トラック輸送との結節を円滑にし、輸送全体の効率化を図るため、物流施設及び物流結節点と高速道路等を結ぶ連絡道路を整備している。高速道路等の沿道及びインターチェンジ周辺における物流拠点施設の立地を支援するため、「流通業務の統合化及び効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)」による各種支援措置を講じているほか、車両の大型化に対応した広域的な道路ネットワークの整備を行っている。


(注)入換作業を必要とせず、列車が着発する線において直接荷役を行う方式の駅(Effective & Speedy Container Handling System)

 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む