第II部 国土交通行政の動向 

(2)国際循環資源物流システムの構築

 近年、鉄くず等の循環資源の輸出が増加しており、有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約等を遵守しつつ、地球規模で循環資源を有効活用することが重要である。このため、国内の循環資源物流システムとも連携を図りながら、ハード・ソフト両面の整備による効率的な国際循環資源物流システムの構築に向けた検討を行っている。
 
図表II-7-2-4 国際循環資源物流システムの構築

我が国の鉄スクラップの輸出は、2005年には700万トンを超え、発生量に対する輸出の割合も上昇している。また、鉄スクラップは日本をはじめ、アメリカ、ヨーロッパ等からアジアへ2003年には、合計約2,672万トンが流通している。
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