第II部 国土交通行政の動向 

2 海岸・沿岸域の環境の整備と保全

 高潮、津波、波浪等から海岸を防護するとともに、生物の生息・生育地の確保、景観への配慮、海浜の適正な利用の確保等が必要であり、「防護」「環境」「利用」の調和のとれた海岸の整備と保全を推進している。具体的には、地域住民等の参画により、生態系に配慮した既存海岸保全施設の改良を行うエコ・コースト事業を平成18年度は23箇所で実施している。
 また、外国由来のものを含む漂流・漂着ゴミによる海岸機能の低下等が近年深刻化しており、平成18年4月に、関係省庁による「漂流・漂着ゴミ対策に関する関係省庁会議」が設置された。国土交通省では、同会議へ参画し、関係省庁と緊密な連携を図りながら、漂流・漂着ゴミに対する実効的な対策の検討を進めている。

 

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