第II部 国土交通行政の動向 

(3)自由で公正な海外建設市場の形成に向けた取組み

 我が国建設業は、世界に誇る優れた技術・ノウハウを蓄積し海外にも進出してきており、海外受注額は1997年(平成9年)にアジア経済危機の影響等により急減したが、その後回復基調にあり、平成17年度は1兆1,710億円となっている。国土交通省は、建設業の国際競争力の強化に向けて取り組んでおり、海外におけるビジネス環境の改善やビジネス機会の増大を目指して、EPA(経済連携協定)等の政府間交渉の場を活用し、建設市場の開放等を求めるとともに、我が国建設業の技術やノウハウのPR等を行っている。

 

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