7 不動産業の動向と施策 (1)不動産業を取り巻く状況  不動産業は、全産業の売上高の2.3%、法人数の10.4%を占めている重要な産業の一つである。不動産市場は、バブルの崩壊以降、平成4年から公示地価が全国平均で15年連続で下落している一方、企業資産のオフバランス化の進展や低金利が続く中での不動産への投資ニーズの高まり等を背景として、不動産証券化市場が着実に拡大を続けるなど明るい兆しも見せている。