第4節 多様なライフスタイルを支える基盤の形成 

第4節 多様なライフスタイルを支える基盤の形成(←第1章第1節2(1)(2)第2節2(2)(3)

 人々の生活観やライフスタイルが多様化する中で、ニーズも多様化している。また、就業、結婚、子育て、退職など各ライフステージに応じ、暮らしにおけるニーズも異なる。こうした多様なニーズに応えていくため、それらに応じた住宅の取得・改修への支援、二地域居住やUJIターンの促進、ワーク・ライフ・バランスの実現の促進を行っていく。

【各ライフステージに適した住まいを】
 住宅ローン減税制度、バリアフリー改修等に係る税額控除制度、優良住宅取得支援制度により、無理のない負担での住宅の取得・改修を支援し、個人のライフステージに応じた居住水準の向上を図る。また、ストック型社会への転換に向け、住宅の長寿命化を推進するほか、住宅性能表示制度の普及、住宅履歴情報の整備とその普及などにより、良質な既存住宅が市場で適正に評価され、長期にわたって有効に活用されるための市場環境整備に取り組んでいく。
 
図表I-2-4-1 優良住宅取得支援制度

図表I-2-4-1 優良住宅取得支援制度

【多様なライフスタイルを支援する】
 暮らしの幅を広げ、多様なライフスタイルを実現するとともに、農山漁村等の地域社会における新たな需要の創出や地域文化活動等の担い手の増加などを図るため、例えば、タイムシェア型住宅供給を促進することにより、居住地の他にも活動地域があるような二地域居住やUJIターンを促進する。

【ワーク・ライフ・バランスを実現する】
 情報通信技術を活用した場所と時間にとらわれない柔軟な働き方であるテレワークの導入を促進し、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現を目指す。

 

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