第1節 働き方に関する取組み

コラム 女性が活躍できる環境の拡大に向けた取組み

 宅配便事業は男性の仕事というイメージが持たれがちですが、インターネット販売の普及等により配送荷物が小型軽量化してきたことを背景に、女性の活躍の場としての期待が高まっています。また、顧客側からの期待としても、配達の際に荷物を置く向きに配慮するなど、女性ならではのきめ細かなサービスが行われることに対し、評価が高まっています。
 宅配便事業を主体に展開する佐川急便(株)では、ドライバー職を中心に女性従業員の育成・登用を積極的に推進しており、台車や三輪自転車で集配を行うサービスセンターでも多くの女性従業員が勤務しています。現在では、女性従業員の割合はグループ事業全体で約20%を占めており、2014年にはこの割合を30%にまで引き上げることを目標としています。
 その一環として、2012年9月、環境負荷の軽減に貢献するとともに、女性に新しい配達の手段を提供するものとして、京都市中京区において三輪電気自動車が試験導入されました。トラックの運転に抵抗がある女性にとって、コンパクトで機動力のある三輪電気自動車は、細い道路や坂道がある同エリアでも効率的に集荷・配達できる新しい手段となることが期待されています。
 
30kg以下の宅配便取扱い個数の推移
30kg以下の宅配便取扱い個数の推移
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三輪電気自動車による配達の様子
三輪電気自動車による配達の様子


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