第2節 インフラ整備の担い手確保、現場の生産性向上、新技術導入等

コラム 国内の土木建設現場における改革

 i-Construction委員会は、コマツIoTセンタにおいて、ドローンによる測量やICT建機による施工等の実演を視察しました(図表3-2-22)。コマツは2015年から、ドローンで現場を写真測量して3次元モデルを作成し、土量を計算して施工管理に活かすサービスを始めました。ドローンによる測量等を提供し慢性的な人手不足にあえぐ国内の土木建設現場の改革に挑んでおり、同社のICT建機と組み合わせ、施工の効率化を進めています。
 
図表3-2-22 i-Constructionに関する現地視察(コマツIoTセンタ)
図表3-2-22 i-Constructionに関する現地視察(コマツIoTセンタ)

 ドローンによるサービスは、上空を十数分飛ぶ間に数百万箇所のポイントを測量し、わずか1日で現場の詳細な3次元データが完成します。ICT建機は現在、国内1,000箇所の現場に導入されています。


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