第2節 観光先進国の実現に向けた取組み

コラム インフラツーリズムの推進

 橋、ダム、港等のインフラ。インフラは、地域固有の財産であり、地域によって様々な風合いを持っています。いつも身のまわりにあり、私たちの生活を支えるこれらの施設をもっとそばで見て、感じて、楽しめることをご存知でしょうか。近年、インフラを地域固有の財産・観光資源として活用し地域活性化につなげる「インフラツーリズム」が盛り上がりを見せています。インフラツーリズムはこのような地域活性化の面だけでなく、インフラ整備・維持管理の理解促進にも貢献することが期待されています。
 各地方整備局等では現場見学会の企画や民間旅行会社とのタイアップの仕掛けづくりを精力的に行うほか、本省では平成28年1月に全国のインフラツアーの情報を紹介するインフラツーリズムポータルサイトを開設しました。インフラツーリズムの盛り上がりは全国に広がり、開設時には5件だった民間主催ツアーも同年9月には23件にまで増えて充実しつつあります。メディアからも数多く取り上げられ、インフラ施設の新しい一面が世の中に伝えられています。
 このように、インフラは生活を支えながら地域の貴重な資源として地方創生の一翼を担っています。インフラに来て見て学んで楽しんで。「インフラ見楽(けんがく)」、あなたも是非一度、体験してはいかがでしょうか。
 
インフラ見楽(けんがく)


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