第4節 特定地域振興対策の推進

コラム 離島と企業で「しまっちんぐ」!

「しまっちんぐ」の概要
 離島地域は、人口減少や高齢化の進行など様々な課題を抱えていますが、一方で、本土にはないような豊かな自然環境や昔ながらの文化など多くの宝があります。離島の活性化のためには、島外の知見を取り入れ、地域固有の資源を活用することも有効です。
 このため、離島と企業をつなぐ「マッチング」の場を設け、商談などを通じて、離島の活性化につなげる「しまっちんぐ」の取組みを平成28年から進めています。
 
離島と企業をつなぐプラットフォーム しまっちんぐ


「しまっちんぐ」の流れ
 離島と企業のマッチング交流イベントに向けて、平成28年9月に開催したワークショップでは、コーディネーターが島を訪れ、現状をお伺いしつつ、島の課題の本質を引き出し、島の良いところを共に考え、島の思いが企業に伝わるビジョンやプロジェクトづくりをサポートしました。
 10月に東京で開催した交流イベント「しまっちんぐ2016(秋)」には12離島地域、45企業・団体、計89名が参加しました。イベントでは新商品開発や観光振興、後継者育成などについて商談・交流が行われ、来年度以降の事業化を目指しています。
 
「しまっちんぐ2016(秋)」交流イベント概要

「しまっちんぐ」の成果
 「しまっちんぐ」に参加した「沖島」(滋賀県近江八幡市)では、沖島小学校、行政、地元協議会、コープおきなわ、コープしが、池田牧場が連携し、島の子どもたちの企画による「沖島のやさしいアイス」が商品化されました。子どもたちの手による販売会では、600個が即日完売し、売り上げの一部は、島の振興に役立てるとのことです。

 このように、「しまっちんぐ」はマッチング・交流や情報発信・共有の場を提供し、離島の活性化のために頑張る方々を応援します。


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