第2節 自然災害対策

第2節 自然災害対策

 我が国の国土は、気象、地形、地質等が極めて厳しい状況下にあり、毎年のように地震、津波、水害・土砂災害等の自然災害が発生している。平成28年は、短期間に2度の最大震度7を記録した熊本地震、統計史上初となる北海道への3つの台風の上陸や東北地方太平洋側への台風の上陸など、近年、発生していない気象や地震に加え、熊本地震の被災地等をおそった梅雨前線豪雨、鳥取県中部を震源とする地震等、多くの災害が発生した。また、気候変動による水害・土砂災害がさらに頻発化・激甚化することや、南海トラフ巨大地震・首都直下地震等の巨大地震の発生等も懸念されることから、自然災害対策の重要性はますます高まっている。このため、防災・減災、老朽化対策を抜本的に強化し、命と暮らしを守るために必要なハード・ソフト対策を進めている。


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