第1節 地球温暖化対策の推進

第8章 美しく良好な環境の保全と創造

第1節 地球温暖化対策の推進

■1 地球温暖化対策の実施等

 平成27年に開催された気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)では、すべての国が参加する2020年度以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組みとして「パリ協定」が採択された。同協定は2016年11月に発効し、我が国も締約国となっている。
 本協定を踏まえ、我が国は「地球温暖化対策計画」を28年5月に閣議決定し、温室効果ガスを2030年度に2013年度比26.0%減の水準とする中期目標の達成に向けて取り組むことや、長期的目標として2050年までに80%の排出削減を目指すことなどを定めた。
 国土交通省としては、同計画に基づき中期目標の達成に向けて住宅・建築物の省エネ化や自動車単体対策、低炭素まちづくりの推進等、多様な政策展開に取り組むこととしている。また、国土交通省の環境行動計画を29年3月に一部改定し、緩和策等の環境政策における国土交通省の長期的な役割を示した。
 あわせて、気候変動の影響に対処するため27年に策定された「気候変動適応計画」に基づく適応策の推進にも取り組んでいく。
 
図表II-8-1-1 政府の地球温暖化計画における国土交通省の取組み例
図表II-8-1-1 政府の地球温暖化計画における国土交通省の取組み例


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