第3節 建設マネジメント(管理)技術の向上

第3節 建設マネジメント(管理)技術の向上

■1 公共工事における積算技術の充実

 公共工事の透明性を確保することを目的に、各種積算基準類の公表を行っている。平成27年度は
 調査・測量、設計、施工、検査及び維持管理・更新のあらゆるプロセスにICTを取り入れること等で生産性を向上する「i-Construction」を推進しており、このたび、ICT施工の新たな積算基準を制定している。
 また、i-Constructionの推進の他、「橋梁保全工事」の新設や「維持工事」の積算方法の見直しなどメンテナンス産業の育成、大都市補正の充実や交通誘導警備員の計上方法の見直しなど品確法改正を踏まえた基準の充実を通して、建設現場のプロセス全体の生産性の向上により魅力ある建設現場の実現につながるよう積算基準を改定している。
 加えて、土木工事標準歩掛について、28年度は法令や設計基準の改定による他、最新の施工実態を踏まえた改定を実施している。
 また、建設機械等損料については、施工者の保有する建設機械等について実態調査を行っている。


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