第5節 観光政策の推進

第5節 観光政策の推進

■1 「明日の日本を支える観光ビジョン」の着実な推進

 平成28年3月、内閣総理大臣を議長とする「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」は「明日の日本を支える観光ビジョン」を策定し、2020年に訪日外国人旅行者数4,000万人、訪日外国人旅行消費額8兆円等の新たな目標の達成を目指すこととした。
 観光ビジョンに掲げた目標の確実な達成に向け、今後1年を目途とした政府の行動計画として、「観光ビジョン実現プログラム2017」を29年5月に策定した。具体的には、1)魅力ある公的施設の大胆な公開・開放など「観光資源の保存と活用のレベルアップ」、2)歴史や文化だけにとどまらない新たな観光資源の開拓による「『楽しい国 日本』の実現」、3)訪日プロモーションにおける国別戦略の徹底など「JNTO の大胆な改革」の3つのテーマを柱として、施策を盛り込んだ。
 観光ビジョンに基づく取組み等によって、29年の訪日外国人旅行者数は19.3%増の2,869万人、訪日外国人旅行消費額は17.8%増の4兆4,162億円と過去最高となり、この5年間で旅行者数は約3.5倍、消費額は約4倍に拡大した。
 今後、観光ビジョンに掲げられた2020年訪日外国人旅行者4,000万人、訪日外国人旅行消費額8兆円等の目標達成に向けて、より高次元な観光施策を展開し、「観光先進国」を目指して、全力で取り組んでいく。


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