第2節 観光先進国の実現に向けた取組み

コラム インフラツーリズムによる観光・地域づくりの推進

 ダム、橋、港等、世界に誇る土木技術等を観光資源として活用し観光・地域づくりを図る「インフラツーリズム」が盛り上がりを見せています。インフラツーリズムにより地域固有の財産であるインフラをもっとそばで見て、感じて、楽しむことで、インフラ周辺地域の活性化に加え、インフラ整備・維持管理の理解促進にも貢献することが期待されています。
 各地方整備局等では現場見学会の企画や民間旅行会社とのタイアップの仕掛けづくりを精力的に行うほか、平成28年1月に開設したインフラツーリズムポータルサイトでは全国のインフラツアーの情報を紹介しています。非日常を体験できるツアーには多数の来客があり、28年度には32件だった民間主催ツアーも29年度には80件にまで増加し、ダムの観光放流と地域での食事等、インフラと地域とが連携したツアーが実施されています。また、大学生のアイデアを全国から募集するなど、新たな視点も取り入れつつ、インフラを観光資源として活用した地域活性化を推進しています。インフラに来て見て学んで楽しんで。「インフラ見楽(けんがく)」、あなたも是非一度、体験してはいかがでしょうか。
 
インフラ見楽(けんがく)


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