第2節 観光先進国の実現に向けた取組み

コラム クルーズ船の寄港による経済効果
 クルーズ船が寄港すると一度に多くの観光客が下船し、食事、観光、ショッピング、などによる直接的な経済効果のみならず、これらの観光消費に伴う関連産業の生産・雇用の発生などの波及効果も生まれます。例を挙げると、熊本県の八代港では、平成29年1月に大型クルーズ船が寄港した際に、地元企業が日本酒を納入したことをきっかけに、醤油やサーモンなど納入品目が徐々に増え、同年9月には地元企業が共同で、地元生産者から飲料や農畜水産物などの食材を広く調達し、クルーズ船へ販売することを目的とした専門商社を設立しました。
 このように、クルーズ船の受入れにより、全国津々浦々で観光消費や新たなビジネスが生まれています。
 
クルーズ船の寄港による経済効果の例(八代港)
クルーズ船の寄港による経済効果の例(八代港)


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