■4 動き方 (鉄道の混雑緩和)  大都市圏における鉄道の通勤・通学時の混雑は、新線整備、複々線化、車両の長編成化等の取組みの結果、大きく改善している(ただし、一部の路線では依然として混雑率が180%を超える)。例えば、小田急電鉄(株)では、朝のラッシュピーク時間帯における混雑率緩和や快適な輸送サービスを実現するため、2018年3月に、上下線を各2本ずつに増やす複々線が代々木上原〜登戸間で完成。混雑率は「新聞を広げて楽に読める」とされる平均150%を下回った(注13)(図表1-3-12)。 図表1-3-12 東京圏における主要区間の混雑率 注13 小田急電鉄(株)調べ(2018年4月時点)