コラム 生産性革命プロジェクト ダム再生〜地域経済を支える利水・治水能力の早期向上〜  近年、頻発する渇水や洪水により、企業等の生産活動に支障を及ぼすリスクが増大しています。このリスクを早期に軽減するためには、新たな施工技術の導入等を行い、既設ダムの貯水能力を最大限活用することが有効です。  平成29年6月に策定した「ダム再生ビジョン」を踏まえ、既設ダムを最大限に活用する賢く柔軟な運用と賢く整備を組み合わせた取組みを戦略的・計画的に進め、利水・治水両面にわたる効果を早期に発揮させます。  現在、ダムの柔軟な運用に向けて、国や水資源機構が管理する全国123ダムの操作規則等の総点検を実施するとともに、全国19ダムで堤体のかさ上げや放流設備の増強等の施設改良等を進めています。(平成30年3月現在)  また、平成30年度から新たに雨竜川ダム再生事業、矢作ダム再生事業、早明浦ダム再生事業の3事業に着手するとともに、社会資本整備総合交付金(堰堤改良事業)の交付対象を拡大し、都道府県によるダム再生の計画策定を支援する「ダム再生計画策定事業」を創設します。