コラム 海洋環境保全推進活動について  海上保安庁では、「未来に残そう青い海」をスローガンに、海事・漁業関係者などへの法令遵守意識の高揚を目的とした海洋環境保全講習会の開催や、一般市民の方々を対象とした海岸清掃活動や環境教室の開催などを通じ、海洋環境保全に関する指導・啓発活動に取り組んでいます。ここでは、主な活動を2つ紹介します。 (1)「未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」について  海上保安庁では、将来を担う子どもたちへ海洋環境保全思想の普及を図る等を目的として、毎年「未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」を開催しています。  平成29年で18回目を迎えた同コンクールは、全国の小中学生から30,839点の作品応募がありました。  応募作品の中から厳正なる審査の結果、特別賞(国土交通大臣賞)1点、海上保安庁長官賞3点等の受賞作品を決定し、29年12月22日、国土交通大臣室において特別賞(国土交通大臣賞)の表彰式を行いました。同表彰式では、受賞者の沖縄県宮古島市立東小学校5年生西里 愛未(にしざと あゆみ)さんに、石井国土交通大臣から賞状等が手渡されました。  作品については、様々な場所で展示したほか、各種広報で活用することにより、広く海洋環境保全思想の普及を図っています。 石井国土交通大臣による表彰 特別賞(国土交通大臣賞)受賞作品 (2)「海と日本プロジェクト」と連携した海浜清掃活動等  海上保安庁では、毎年6月を「海洋環境保全推進月間」と定め、海洋環境保全活動に取り組んでいますが、27年から実施されている「海と日本プロジェクト」に引き続き参加しました。  取組みの一環である海浜清掃活動では、全国で共通デザインのごみ袋を使用し、全国93箇所で、28,198人の参加により約11,000袋ものごみを収集・分類するとともに、身近なごみが海洋環境に与える影響について理解の促進を図りました。  今後も、多くの方に参加していただける機会を増やし、海洋環境保全思想のより一層の普及を図るべく、同プロジェクトとの連携を強化し、活動を推進します。 一般市民を対象とした海洋環境保全活動