８年１〜２月、アジア・オセアニア地域における協力体制を模索するため、我が国の提唱により、同地域での初の試みとしてアジア・オセアニア地域国際航空フォーラムが京都で開催された。同フォーラムには域内の１３カ国等が参加し、参加国間の意見交換、情報交換を通じて国際航空の分野における地域協力を進めていくため、今後とも毎年フォーラムを開催していくことが必要である旨合意されたほか、個別の事項については、@増大する同地域の航空需要に対応し、その需要を拡大するために域内各国の一致した努力と航空関係のインフラの拡充が求められること、A制度的粋組みについては、運輸権の交換のための世界的な多国間協定は近い将来実現する見込みはないが、地域レベルでは二国間体制と多国間体制の併存の可能性もあること、また、現存の国際航空の制度の中で、公平かつ平等原則の下、国際航空を拡大し強化するための措置が追求されるべきであること等について共通認識が得られた。
次回フォーラムは、９年中にタイにて開催されることが予定されており、今後とも同フォーラムヘの参加を通じて同地域における国際航空の発展のための地域協力を促進して行くこととしている。