(3)東京MOU/PSC検査官研修


 海上人命安全条約(SOLAS条約)等の基準に適合していない船舶(サブスタンダード船)の排除を目的として、アジア太平洋地域において外国船舶の監督(ポートステートコントロール:PSC)を協力して実施するため、「アジア太平洋地域におけるPSC実施のための覚書」(東京MOU)が5年12月に策定され、6年4月から実施している。これに基づき、関係各国においてPSCの強化を図っているところであるが、域内における技術レベルの向上、PSCの標準化を図ることが重要な課題となっていることから、7年度から5か年計画で域内の検査官約220名を日本に招へいし、PSC検査官研修を実施しており、今後も引き続き積極的に国際貢献を進めていくこととしている。