2 より快適な車両の導入


 生活環境の向上に伴い、車両に対してもより一層の快適性が求められており、車両の新造又は改造により逐次改善が進められている。快適性を向上するために冷房設備等の整備が進められており、車両の冷房化率はJR6社が96.6%、大手民鉄及び営団が99.0%となり、ほぼ冷房化を達成したといえる。また、比較的経営基盤の弱い中小民鉄においても75.8%となり、着実に冷房化が促進されている。冷房設備の他には、車内でのラジオ放送、眺望の良い大型の窓等の採用があげられる。また、移動制約者等の利便性に配慮した車椅子スペース、優先席、次駅案内表示等の整備も進んでいる。