2 造船業の課題と対策


 韓国造船業の設備拡張等による国際競争の激化や為替の変動等近年の我が国造船業及び舶用工業を取り巻く急激な環境変化に対応するため、8年7月に海運造船合理化審議会から意見書が提出された。これを踏まえ、我が国造船業が存在意義のある健全な「魅力ある造船業」として存在していくために、国際競争力の一層の向上、経営体制の強化、就労環境及び雇用条件の一層の改善、高度な技術力の保持等の課題に対応する必要がある。このため、運輸省では、造船事業者の自主的な努力を基本としつつ、以下の取り組みを行っている。