2 鉄道騒音対策


 新幹線の騒音対策については、「新幹線鉄道騒音対策要綱」等に基づき、関係旅客鉄道会社に対し防音壁のかさ上げ、改良型防音壁の設置、パンタカバーの取り付け等の対策の実施、騒音低減に係る技術開発の推進について指導を行っている。
 在来線については、7年12月に環境庁が在来鉄道の新設又は大規模改良を行う際の騒音対策について、生活環境の保全、騒音問題の未然防止のための目標となる当面の指針を定めたのを受け、この指針に基づく騒音対策が適切かつ円滑に実施されるよう指導している。また、既設線については、地域の実情に応じ発生源対策を基本として各種対策を適切に実施するよう指導している。
 さらに、行政機関、鉄道事業者及び研究機関が協力して鉄道騒音に関する効果的な対策を推進する上で必要な連絡・調整を行うことを目的として、4年3月に設置した「鉄道騒音等対策会議」の場を活用し、騒音対策に関する検討を行っている。