(イ) 港湾の防災対策


 地震対策として、全国の主要港湾等において耐震強化岸壁や防災拠点等の整備を推進するとともに、既存施設の耐震性の向上を図る。また、地震対策強化地域である東海地域においては、これまで耐震強化岸壁及び津波対策のための堤防、水門等を整備してきており、引き続きこれらの整備を推進する。さらに火山対策として、長崎県島原港等において避難岸壁等の整備を実施している。その他、津波、高潮等への対策として海岸保全施設の整備を推進している。
 また、北海道古平町豊浜トンネル崩落事故に鑑み、臨港道路のトンネル等の状況について緊急点検を行い、その結果を踏まえ必要に応じ監視を強化する等適切な措置を講じるよう港湾管理者を指導している。