(ウ) 海上の防災対策


 海上保安庁では、油排出事故、船舶火災等の海上災害に備え、排出油防除資機材、消防能力を有した巡視船艇等を整備しており、海上災害が発生した場合には、巡視船艇・航空機を出動させ、災害応急活動を迅速かつ的確に実施することとしている。また、地震等の自然災害に備え、ヘリコプター撮影画像伝送装置、災害対応能力を強化した巡視船艇の整備等を行うとともに、関係機関との連携体制の強化、緊急参集体制及び官邸等への情報伝達体制を整備しており、発災時には、被害状況調査や救助活動、対策本部の設置等の災害応急体制を確保することとしている。