(2) 共通乗車カードシステム


 現在の乗車券は、一部の地域・区間を除いて、異なる鉄道やバスの間で共通利用できないため、複数の乗車券を所持しなければならない、輸送機関ごとに運賃を精算しなければならないなどの問題が生じている。
 本システムは、一枚のカードで、鉄道・バス等複数の公共交通機関を共通利用できるようにするものであり、将来的には乗車券をクレジットカード等としても使用可能となるようにするものである。
 今後は、これらシステムの研究開発において、情報の読み取り/書込みの信頼性、機器の応答速度等の技術的課題や、共通乗車カード導入に伴う事業者間の精算方法、機能の高度化に伴う運賃制度のあり方等の制度的課題に取り組み、実用化に向けた標準システム作りを積極的に推進していくことにしている。