海上災害防止センターに流出油防除訓練施設が完成(8.3.15)


 海上災害防止センターに、実際に油を使用して回収装置の操作等が可能な訓練水槽、漂着油の回収・清掃実習のための模擬海岸プール、漂着油拡散予測等のシミュレーション実習のための研修棟等、世界でも画期的な流出油防除訓練施設が完成した。
 同センターでは、この施設を活用して、実際に油を使用する等により流出油防除訓練の充実を図るとともに、平成8年7月から、実践的な3つの訓練コース(海洋汚染対応、海上汚染実習、沿岸汚染実習)を開設し、油防除に有為な人材の育成に有効な訓練を実施している。
 また、同施設を活用し、8年度から5ヵ年計画で、我が国へのタンカールート周辺国(15カ国)の海上防災担当要員の育成を目的とした人材育成事業を開始する等、国際協力の推進に向けた業務内容の充実を図っている。