東海道新幹線品川新駅設置へ(8.3.25〜)


 東海道新幹線は、昭和39年の開業以来、我が国の大動脈として重要な役割を果たしてきているが、既に逼迫した輸送状況にある。
 こうした状況を打開するため、東海旅客鉄道株式会社から、折り返し運転が可能となる設備を有する品川新駅の設置計画について、鉄道事業法に基づく事業基本計画の変更認可申請があり、平成8年3月25日、運輸大臣はこれを認可した。
 この品川新駅が設置されることにより、東海道新幹線の1時間当たりの営業運転が可能な本数(片道)が現行11本であるのを15本まで拡大できるなど、東海道新幹線の輸送力増強が図られる。今後は、用地の確保、駅部の設計等を推進し、平成15年度の開業に向け、工事を進めることとしている。
 なお、品川新駅の設置については、運輸省としても、東海道新幹線輸送力増強工事の一環として、日本開発銀行低利融資制度により支援していくこととしている。