コラム

ユニバーサルタクシー


 わが国におけるSTSのサービスは、主に移動制約者を対象としており、採算性の問題等があるといわれているが、規制緩和による一般タクシーへの新規参入の拡大の流れの中で新しいサービス展開の動きがある。 例えば、京浜運送が平成10年2月に運行開始したユニバーサルタクシーは、車椅子の方に対応できる設備を有したワゴン型車両であるが、従来の患者輸送に限定した「福祉タクシー」と異なり、一般の健常者を対象とした流し等のサービスも行うことが特徴である。
 予約時には移動制約者対応のサービスを行うが、予約のない時には流し等の一般営業も行うことから、従来の福祉タクシーと比較して、輸送効率や採算性の問題が少ないと言われており、新たな営業形態として期待されている。


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