2 自動車の生産および販売


(1) 生産

  昭和40年度の自動車の生産は,一般経済界の不況の影響を受けたが,四輪車以上で193万台を超え,対前年度比約10%の増加を示した。三輪車は約4万台で40%減・二輪車は約226万台で5%増であり,減退を続けている三輪車は別として二輪車は依然として世界第1位を,四輪車も前年に引続いて世界第4位の生産を確保した。四輪車の生産を車種別にみると,乗用車は72万台で世界第7位,前年度より16%増で特に軽自動車と総排気量が1.5l以下以下の小型車が大幅に増え,2lクラス車はかなりの減少となつている。
  トラックは119.7万台で6.9%の増加で,特に3〜4トンクラスの普通車と軽トラックの増加が著しい,バスは1.9万台(対前年度比36%増)で,乗車定員を30人未満とするライトバスおよび乗車定員を10人前後とするマイクロバスの増加が目立つている。また,多用途多種化の傾向が続き,昭和40年度中の新型車の型式数は乗用車30,トラック65,バス24の多きに達している。

(2) 販売

  昭和40年度中において,国内で約173万台の自動車が販売された。内訳けは,トラック107万台,乗用車62万台,バス15万台,特種(殊)用車2.5万台である。乗用車(軽自動車を除く。)の販売先業種別内訳をみると,前年度トップになつた個人向きが,約13万台(販売台数の28.4%,前年度は22.9%)と,ひき続き好調な伸びを示し,前年2位であつたハイヤー,タクシーは,約5.3万台(11.4%前年度は15.1%)であり,商業7.7万台(16.6%),製造業6.4万台(14.0%)を下回つた。今後わが国の自動車市場は,量的拡大とともに,欧米型のファミリーカー中心の傾向が強まつてゆくものと思われる。
  前年度全般的に伸びた,販売台数に占める新規購入の比率は,乗用車33.7%(前年度は36.7%),小型トラック26.0%(前年度は30.3%)と低下したが,経済の不況を反映して,需要層の拡大傾向が若干低下したものとみられる。


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