4 万国博輸送


  アジアで初めて開催された日本万国博覧会は,「人類の進歩と調和」をテーマに45年3月15日から9月13日までの183日間にわたって,大阪府吹田市千里丘陵で開催され,期間中の入場者数は6,422万人で,最終的に予想された5,000万人を28%上回る盛況であつた。
  観客輸送については,新幹線ひかりを16両化,会場中央へ乗り入れる北大阪急行の新設,茨木駅から会場東口へのピストンバスの運行,名神高速道路に吹田インターチエンジの新設,高速道路網の拡充がはかられ,会場内にはモノレール,動く歩道が観客の足として活躍した。
  輸送概況は 〔1−1−26表〕に示すとおりである。


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