1 収支状況


  国内定期航空運送事業の最近数年間の利益率の推移は 〔III−18図〕のとおり近年急速に収益性が高まりつつあつたが,45年度にいたり総収入は前年度に比べ31%増となつたにもかかわらず,座席利用率の向上がほぼ限界に達したことと,一般的な経費の増加とにより売上高経常利益率は15.3%と前年度に比べ3.9ポイントの低下を示した。

  日本航空(株)の国内線収入は,前年度比26%増の452億1,700万円をあげたのに対し,支出は36%増の351億8,700万円となつたため,経常利益は100億3,000万円となり7,700万円の減益となつた。
  日本航空(株)を除く国内線定期航空運送事業者別の収支状況をみると 〔III−19表〕のとおりである。


表紙へ戻る 次へ進む