第3章 気象業務の整備の方向

  気象情報に対する社会の要望は,社会の進展に伴って高度化,多様化しつつある。これにこたえ得るよう,情報内容の向上と情報伝達の迅速化を図り,社会に役立つ情報の提供に努めなければならないと考えている。
  そのためには,気象業務に対する社会の要請をよく知るとともに,業務発展の原動力となる気象,海洋,地震,火山等の研究の推進を図る必要がある。さらに最新の情報処理技術,情報伝送技術,遠隔探査技術等を取り入れて,気象業務の近代化,合理化を図る必要があると考えており,当面,次のような事項について検討する必要があると考えている。


1 異常気象監視体制の整備

2 世界気象監視計画の推進

3 地震予知計画・火山噴火予知計画の推進

4 気象情報提供の充実


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